不登校や発達障害の子どもの支援者と親の会

すまいるクローバーの会


5月18日(土)、2024年度1回目の「おはなし会」を行いました。


参加者4名。

高校生のお子さんのお話がたくさんでした。




大きくなってから問題が出てきた子
小さい頃から、発達障害の特性により、問題が出ていた子の場合、
親も早くから気付いて、すぐに対応できます。

小さいうちなら、子どももまだ柔軟で、
療育も効果的です。

そして、
子どもの理解と受容に至るまでの時間がたくさんあるので、
親の気持ちも少しずつ落ち着いてきます。

しかし、
小さい頃に大きな問題として出てこなかった子は、
それまで何とかごまかして生きていただけで、
本当は環境と合っていない自分や、
苦手なことがある自分に
どうしても向き合わなければならない時期が遅れてやってきます。

それは、人によって違い、
中学生になってから
高校生になってから
大学生になってから
社会人になってから…
といろいろなパターンがあります。

その時期が遅れれば遅れるほど、
その事実に向き合い、
理解し、
乗り越えるためのエネルギーが大きくなり、
問題が深刻になりやすいです。

今の時代、生き方は多様化しています。

学校を卒業して、
就職して、
定年まで働く…
なんて、そんな時代ではありませんよね。

子どもが大きくなってつまずいたら、
そのときに、
ちゃんと立ち止まって、
心を回復させ、
自分を理解し、
立ち直る。

それで良いのです!

「それでいいんだよ」
と、周りが温かい目で見てあげることも大切なことです。



親の心が大切
子どもの問題に直面したとき、

本当にそれは、子どもの問題なのか?

と考えてみてください。

子どもに問題が起きると、
親の気持ちとして、
どうしても不安になりますよね。

それは、
親としてとても当たり前のことです。

不安になるのは当然のことですが、
不安になることで、
問題を
「子ども」ではなく、
「親」に置き換えてしまうことがよくあります。

「子どもが困っている」
のではなく、
「親が困っている」
になってしまうのです。

つまり、
「子どもに起きた事実に対して、親が困っている」
ということです。

子どもはこうあるべき!
学校はこうあるべき!

という思いが強くなると、
問題の本質が見えずに、
「子どものせい」
「学校のせい」
にしてしまいがちです。


親が思うほど、
子どもは問題だと思っていないかもしれません。

親が思うほど、
子どもは未熟ではないかもしれません。

親が思うほど、
周りの環境は悪いわけではないかもしれません。


なぜ、そういう問題が起きたのか?

相手のことではなく、
周りの環境のことでなく、
子ども自身のことを考えて、
「どこに問題があるのか」
「そのときどうすればよかったか」
「これからどうしたらよいのか」
を探っていくのです。

子ども自身の問題を考えずに、
周りの人や環境のことばかりを考えてしまうと、
そのときはクリアしても、
また同じ状況になったときに
また同じような問題が起きてしまいます。

根本的な解決になっていないということですね。

同じようなことが起きたときに、
どう対応するかを
子ども自身が考えて、行動する
ということが、根本的な解決策です。


子どもが本当はどう思っているか
何をしたいのか
どうなりたいのか
何が必要なのか

親はぐっと感情をおさえて、
周りの人や環境ではなく、
子ども自身に目を向けて、
子どもの心に耳を傾けてみてください。

それは、簡単なようでとても難しいことです。

どうしても感情的になってしまい、
冷静になるは難しいのですよね。

だからこそ、
親として、

気楽でいる

見て見ぬふりをする

考えすぎない

とても大切なことなのですよ。

冷静でいられなくなったときは、
「気楽にいこう」
「考えすぎない」
と唱えてみてください。

不安な気持ちは、
愚痴で吐き出したり、
現実逃避したり…
自分に合った方法で
心の外に追い出してくださいね。

親が不安定になれば、
子どもも不安定になってしまいます。

親が落ち着いていれば、
子どもも落ち着いてきますよ。


大きくなればなるほど、
子どものことは、
子どもに任せるのが1番。

子どもが、
自分で考えて、
自分で選び、
自分で行動する。


心穏やかに、
子どもへの不安を手放してみてくださいね。


6月「おはなし会」


日時   6月16日(日)10:15〜11:45

               

場所    徳重地区会館 第2集会室

            名古屋市緑区元徳重1丁目401

               地下鉄桜通線徳重駅すぐ

対象        不登校や発達障害の子どもの
                                        支援者と保護者

定員        6名(先着順)

参加費 300円


※ ユメリアとHILL'S WALKの駐車場は4時間無料になります。会場に駐車券をお持ちください。HILL'S WALKの場合は延長チケットをお渡ししますので、お申し出ください。


【予 告】

7月「おはなし会」


日時   7月28日(日)13:15〜14:45

場所    徳重地区会館  第2集会室

内容 話し合いによる悩み相談や情報交換。

対象    不登校や発達障害の子どもの

                                                支援者と保護者

定員   6名(先着順)

参加費 300円


※ミニ講演会は、8月になりました。


お申し込み・お問い合わせは、

公式LINEでお願いいたします。


①お名前
②住所(◯◯市◯◯区◯◯町まで)
③電話番号
④お立場(支援者or保護者or両方)
⑤参加する会の名前(◯月「おはなし会」)

をお送りください。


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すまいるクローバーの会会長、水谷紘子のブログです。

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