のぞみさんととしやさんご夫妻の自宅出産もクライマックスに向かいます。
「5日間陣痛でうんうんうなったけど、ハルタの心音はずっとしっかりしてたんです。そこに賭けたんです。」ととしやさん。
「9cm子宮口が開いていたのに、主人の出勤の日になったら、陣痛が弱くなって。わかるんですかね」とのぞみさん。
陣痛に苦しんだ5日間のあいだにも、なんと散歩に行かれたとか。「そうだ、お参りに行ってなかったね」と思い立ち、地元の神社の場所を道行くひとに尋ねながら、柴崎神社に行かれたことも、ご夫婦の一生の思い出になったことと思います。
石段を一歩あがるたびに、陣痛の波がやってきて立ち止まるのぞみさん。ふと振り向いた視線の先に、ハート型の石があったそうです。お守りとして持ち帰り、後日、神社に御礼に行かれたそうです。
今回のスマイルサロンでは皆さんから出産にまつわる品をひとつお持ちいただいていました。のぞみさんの「出産にまつわる品」はそのハート型の石でした。
緊迫したシーンが続くのに、参加した皆さんから爆笑がおきること数回。そのエピソードをすべて記載させていただきたいのですが、書けないこともいろいろ。としやさんが「ここで吐き出させていただけてよかったっす
」と笑うおおらかな姿に、皆さんからはまた爆笑がおきました
「もういよいよ産まれるよ、って主人を起こしたんですけど、起きれなくて、「眠ったまま『は~い』って。ほんとに起こしたときは、慌てすぎて一回転してました
」
目に浮かぶ光景に、参加者の皆さんからまたも笑いがおきます。
自宅出産では、どんな姿勢でも、妊婦さんが産みやすいと思う姿勢で産ませてくれるというお話しに、病院で産んだ参加者さんから、「うつぶせで産みたかったけど、無理やり二人がかりでひっくり返されました」との声。夫婦でへその緒を切るようハサミを渡されたというお声もあがりました
産む施設によって、本当にいろいろなことがちがって興味深いです。
「産まれた瞬間から、かわいくてかわいくて」とのぞみさん。つづけて「胎盤を食べてみたいと思っていたんですけど、産んだら、もうどうでもよくなっちゃって」の言葉に「え~っ胎盤を食べる
」と、また大盛り上がり。胎盤談義がつづきました。
5日間陣痛に耐えたのぞみさん、寄り添ったとしやさん、助産師さんと3人4脚で迎えた赤ちゃん誕生の瞬間の感動と、達成感と幸福感。どんなに大きかったでしょう。
12月5日に、Smile the Firstのすぐそばのアパートの一室で、大きな大きな感動の出産ドラマがあったとは。
ママのおひざでママの声に聞き入るハルタくん。産まれてきてくれてありがとう。
さらに、参加者さんたちの「出産にまつわる品」へとつづきます。