学習につまずきがあるということ | Smile the First 店長日記

Smile the First がお休みをいただいていたあいだのGW中に、「学習につまずきのある子の地域サポート―LD・ADHD・広汎性発達障害児の援助 」という本を読みました。


学習につまずきがある、ということがどういうことなのか。


本人の「学びたい」という欲求とは裏腹に、学ぶことをスムーズにいかせてくれない障害が本人のなかにある、ということだと、知りました。


学びたくないから学ぼうとしない、のではないのです。


周囲の適切なサポートによって、学習につまずきのある子が、本人なりの速度で、学習に向かえるようになる、という確かな事実を知りました。


親が、我が子に「学習につまずきがある」ことを認めたくないが故に、適切なサポートの環境を整えることが遅れ、それは、場合によっては、本人の障害をさらに悪化させる可能性や、サポートを受けられないまま強制的に学習に向かわせることが子ども本人に大変な苦痛を強いることになっていることも知りました。なかには、障害に気づかないまま、本人がつらい状況のまま、時間が経過していくケースがあることも知りました。


親を支える組織もあることを知りました。


子どもの、表に見える行動の裏側にある心を、じっとみつめる大きな視点が、周囲の大人には必要だと思いました。


足が速い子がいれば遅い子もいるように、学びにつまずきのある子もいれば、つまずきのない子もいる。みんな、社会に育つ、大切な子ども。