昨朝は開店前に、小学校で持久走大会の応援をしてきました。
見慣れたシルエットで、大勢の子どもたちの中でも、息子の姿はすぐにみつけることができました。
果たして息子は校庭のなかからフェンスの外に立つ私をみつけることができるのかしらと思いながら、息子に向かって大きく手をふってみると、はじけるように息子が手を振りかえしました。
メガネの奥の眼は、私が手を振る前から、ちゃんと私の姿をとらえていたんだと安堵して、さらにマックスで大きく手を振り返しました。
いよいよスタートの時間。まずは女の子たちがあっという間に校庭を1周し、校門をでて、その姿を次々に消したかと思うと、ぐるりと学校の敷地をめぐるフェンスにそって走ってきました。
目の前をタッタッタッタと心地よいリズムの足音を残しながら、颯爽と走り去っていきます。
がんばっている子にがんばれとは。しかし、がんばってるがんばってる~!もおかしいし。などと思いながら。
そうこうしているうちに、男の子たちがスタートし、やがて走ってくる息子の姿が目に入ると、あっという間に私の前まできました。
「ああ~、私の子だ~」とにんまりしてしまうような、ボタボタッとした走り
。
大勢のなかにまじって走り去っていく姿に、どんどん成長して、親の手から離れていく、この先の姿が重なりました。
来年は一緒に走る練習をしよう、と思った朝でした。