こんにちは。
美人力レシピ専門家 の 高久恵美子です。
看護師として、日本人のなりやすい病気・その理由などを知ることは
最近は講座の中でもお話しする「糖」のとり方について。
果物は好きなだけ、どれだけでも食べていいのか、といったら答えはNOです!
ローフードの世界では、果物の果糖はどれだけとっても良い、
というような風潮がありますが、私はそうは思いません。
果糖も糖は糖ですから!
それよりも、まずは「お菓子」や「炭水化物の食べ過ぎ」による
糖の過剰摂取を見直す必要がありますけれどね。
今、日本人の「糖尿病」が爆発的に増えていることをご存じですか?
私、痩せているから関係ない話だわ~♪
というあなた。
本当にそれは正しい認識でしょうか?
糖尿病にはⅠ型とⅡ型があります。
Ⅰ型は、膵臓中のインスリンを作る細胞が破壊され、インスリンの量が絶対的に足りなくなるもので、主に子どもの時に発症するケースが多いです。
Ⅱ型はメタボリックシンドロームの条件の一つとなっている「生活習慣病としての糖尿病」を意味します。
ちなみに、日本人の糖尿病の95%は、生活習慣病が原因のⅡ型糖尿病でございます。
肥満者に糖尿病が多いということは、よく知られていますね。
血糖値が高くて肥満している人に対して、医師や栄養士は「体重を減らしましょう」と、
耳にたこができるほどいい続けます。
では、日本と米国の肥満者(BMI※が30以上)の割合を比較してみましょう!
日本人の肥満者の率は3.4%で、
米国人の肥満者の率は34.3%(OECD Health Data 2009)。
なんと、10倍の開きがあることがわかります。
肥満者に糖尿病が多いという理屈からいうと、米国人の糖尿病患者は、日本人の約10倍程度であろうと推察できます。
ところが、
米国人の糖尿病罹患率(6~8%)は、
日本人の糖尿病罹患率(4~6%)
のだいたい1.5倍程度でしかないのです(INTERNATIONAL DIABETES FEDERATION 2006)。
なんということでしょう~!!
つまり!
米国人は太っても糖尿病にはなりにくいらしく、逆にいうと、日本人はそれほど肥満してはいなくても糖尿病になりやすい、ということになりますね。
これだけ日本人に糖尿病が増えてきている理由として、
「食事」
の摂り方が考えられます。
民族的にも体格的にも、欧米人よりも膵臓の機能が強くないこと!
それなのに、1日3食欠かさず主食である「糖質」を摂っているから。
朝:食パン
昼:ラーメンなどの麺類
夕:ご飯
これでは糖質のオンパレードですね~♪
糖質を摂りすぎると、そのたびに膵臓からインスリンが出てきます。
血糖値を下げるホルモンは、唯一インスリンのみ!
よって、糖質をダラダラと摂り過ぎていると
インスリンを分泌する膵臓が疲弊して、正常な分泌が出来なくなるのです。
身体の昨日は日本人なのに、食事は欧米化。
これでは身体もついてきませんよね!
痩せているからといって、食事のかわりに菓子パンやお菓子で済ませている方!
要チェックですよ!!