本日、3日間のOn Mom's Lapのサマーキャンプが無事に終わりました。
子ども達も皆んな楽しんでくれたようで、
講師としても とても有意義な時間を過ごせました。参加していただき 本当にありがとうございます。
3日間のサマーキャンプで
子ども達が間接的に学んだのは
クリティカルな思考。
もちろん
多様性、環境、サイエンスといった
テーマを3日に渡って学んだのですが、
どのテーマにも
共通して盛り込まれていたのが
クリティカルな思考を育てる
アクティビティ。
クリティカルを和訳すると
「批判的な」という意味になりますが、
「批判する」というのとは少し違います。
批判するのではなく
目の前の情報を
多角的に捉え、
「これでいいのかな?」
「正しいのかな?それとも間違っているのかな?」
というのを客観的に考えること。
欧米の教育現場では
普通に取り入れられていますが、
日本だとまだまだ
新しい分野かもしれません。
こういった力は、一夜で鍛えられるものではありません。
日頃、子どもとの会話で
子どもの "Why"にどう接していくのかで
クリティカルな思考力は育てられるもの。
この3日間、
子ども達は、他のお友達とのやり取りから
クリティカルな思考がさらに成長したなぁと感じています。
1日目は多様性について
色んな意見が出ました(前回の記事 ★)。
そして2日目は環境問題について。
絶滅危惧種が存在するという問題提起から始まり、
どうしてそうなったのか原因を分析し、
それを解決するのにどうしたらいいのか、
なぜ その方法が必要なのかを考える。
リードティーチャーの英語ママさんが
子ども達に質問を投げかけ、
子ども達からは 色んな意見が飛び交いました。
ここで大切なのが、
答えはある程度 自由(open-ended)であること。
答えは一つではなく
色んな意見から 正しいと思うものを
評価していくのです。
今回のサマーキャンプでは
子ども達からの様々な意見に
「なるほど!」となることが多かったです
わたし自身のバイリンガル育児でも
クリティカルな思考の土台を作るため、
子どもから出る why には
なるべく向き合い、
一緒に調べられるときは調べて、
whyに対する答えを探すようにしていますが、
お母さんと子どもだけで話すのと、
他のお友達と一緒に考えるのとでは
全然 伸びが違いました!
お友達の意見に影響を受け、
視点がさらに広がったという点で
娘の思考に大きな変化が見られたのです。
クリティカルな思考は、
日頃の取組みで意識することは大切。
でもこうやって体系立てて
複数の子ども達と違う考えを共有するのは
それ以上に大切かもしれません。