この週末は、

インドの楽器であるシタール奏者のJ.J.グレッグさんと、

 

三昧琴奏者の福島千種さんのコラボ演奏会で

お手伝いを少しだけしてきました。

 

 

シタール奏者J.J.さんは

ご夫婦で来日しているのですが、

 

滞在中の数日間だけ

我が家にて過ごしてもらいました。

 

 

そのときに J.J.さんの奥様ケイラさんに、

娘の英語について言われたことが印象的でした。

 

ケイラさんは現在はオレゴン州の大学で

アートを教えていますが、

 

以前はモンテッソーリの学校で

子どもも教えていたそうです。

 

 

「Smileは5歳なのに、ひとつひとつの音を

はっきりと発音しているのに驚いたわ。

 

アメリカで同じくらいの子どもは

発音が曖昧ではっきり話さない子が多くて

何を言いたいのか分からない子も多いのよ」

 

 

確かに小さい子は

英語ネイティヴの子でも

 

滑舌がはっきりしていない子も多く

 

何を言っているのか

分からないことがプリスクールでもあるのです。

 

 

Smileが2歳半くらいのときに

アメリカ人のママにも同じようなことを

言われたことがあります(過去の記事『滑舌』)。

 

 

そのときにも同じことを答えたのですが、

やはり考えられることとしては、

 

インタラクションのあるやり取りの中で、

 

 

滑舌を意識しながら

発話を促していたということでしょうか。

 

 

Child-directed speech(子ども向けの言葉)とも言われていますが、

 

大人が乳幼児に向かって使う言葉で、

英語であれば次のような特徴があります:

  • ゆっくり話す
  • 高い調子で話す
  • イントネーションに変化をつける
  • 短く、簡単な文を使う
  • 繰り返す
  • (子どもが言ったことを)言い替えてあげる
 
例えば、
 
真顔 《バナナを指しながら》Baa baa.(ばーばー)
ニコニコ You want banana? Banana.(バナナが欲しいの?『バナナ』)
ニコ Baa baa.(ばーばー)
ニコニコ Yes. Ba-naa-naa.(そう。『バ  ナ  ナ』)
 
 
一番下のお母さんの言葉では、
 
子どもの言ったことを
分かり易く
正しく言い替えています。
 
 
これは動画試聴では得ることのできない
インタラクティブなインプットです。
 
 
もちろん動画もインプットとしての役割を
果たすこともありますが、それは 
 
インタラクティブなインプットが動画以外にあった時だったり
 
動画がちゃんと子供の言語レベルに合っていたりした時だと考えられます。
 
 
このように、乳幼児期は
インプットを一方通行に与えることよりも
 
 
インタラクティブなインプットを
大切にして欲しいなと思います。
 
 
そして インタラクティブなインプットを
与えるときに意識したいのは、
 
 
子どもが言ったことを
繰り返すだけではなくて
きちんとした文に直して返したり、
 
子どもがはっきりと言葉で表現できるように
言葉の手助け
してあげることなのかな と。
 
そのような語りかけを
家庭でするのが難しい場合は、
 
 
まずは絵本の読み聞かせから始める
でもいいし、
 
音源を活用して
一緒に歌ったり、リピートしてもいいし、
 
英語サークルや
英会話スクールなど
 
インタラクティブな場を提供している
環境に頻繁に子どもを置くことで
 
バランスよくインプットを与えられるのではないかと思います。
 

 

 

 インプットに関する記事花 インプットって何?
花 インプットの種類

 

 

 

 

 

 

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