前回の記事では、

子どもの気持ちに寄り添った

語りかけについて考えてみました

1Helping Children Deal with Their Feelingsに関する記事はコチラ


 

今日は次の章である、

 

2 Engaging Cooperation(子どもに協力してもらう方法)について考えてみたいと思います。

 

 

How to Talk so Kids Will Listen and Listen so Kids Will Talk

How to Talk so Kids Will Listen and Listen so Kids Will Talk

 

 

これは、子どもが自分で色々と出来るように

なってきたあたりから とても参考になる

内容なのではないか とニコニコ

 

 

この章では、日々の生活でお母さんが

 

下のように、

「〜しなさい」、「〜しちゃダメ」など

 

子どもに協力をしてもらうために言う言葉が

 

子どもの気持ちを否定し、傷つけている

可能性があるということが書かれています。

 

 

丸ブルー Blaming and Accusing

   (非難する:「何回言ったら分かるの?」など)

丸ブルー Name-Calling

   (中傷する:「こんなに散らかして動物みたいね!」など)

丸ブルー Threats

   (脅す:「もう一度したら、お仕置きするわよ!」など)

丸ブルー Commands

   (命令する:「今すぐ部屋を掃除しなさい!」など)

丸ブルー Lectueing and Moralizing

   (説教し、諭す:「そんな風に本を取り上げるのはいいこと?マナーは大切なのよ。人に親切にしてもらいたかったら、自分から親切に振る舞わないといけないのよ」など)

丸ブルー Warnings

   (警告する:「触ったら火傷しちゃうわよ!」など)

丸ブルー Comparisons

   (他の子と比 較する:「どうしてお兄ちゃんみたいに出来ないのかしら?お兄ちゃんはもっとちゃんとできたわよ」など)

丸ブルー Sarcasm

   (皮肉を言う:「明日、テストがあるって分かってるのに本を学校に忘れてきたの?なんて頭がいいのかしらね」など)

丸ブルー Prophecy

   (未来を予告する:「成績表のこと、嘘ついたでしょう?そんな風だったら、誰も信用しなくなるわよ」など)

 

 

・・・と何とも10項目笑い泣き

 

こういった語りかけは、

子どもの気持ちに寄り添ったものではなく、

親も非常にエネルギーを使うとのこと。

 

 

じゃあ、何度 言っても

言うことを聞いてくれない子どもに対して

 

叱らずに子どもの協力を得るには

どうしたらいいのか?

 


こんなアドバイスが載っていました。

 

丸レッド Describe what you see or describe the problem

  (目の前にあることや問題を描写する)

丸レッド Give information

  (情報を提供する)

丸レッド Say it with a word

  (一言で言う)

丸レッド Talk about your feelings

  (自分の感情について話す)

丸レッド Write a note

  (言葉で叱るのではなく、メモに書いて渡す)

 

 

上の3つに関しては、

今までも意識していて

プリスクールでもよく使う言い方です。

 


最後の2つは「なるほど」と納得。

感情的になるのではなく

 

客観的に、目の前の問題を描写することが

大事とのこと。

 


実際に、娘や

プリスクールの子ども達に対して

日常的に使っている表現を共有しながら、

一つ一つ考えてみたいと思います。


 

丸レッドDescribe what you see or describe the problem

 

ムキー 《服が脱ぎっぱなしで床に置いてあるのを発見》Please put away your clothes!(服を片付けて!)

 

・・・と言う代わりに

 

キョロキョロ I see your clothes on the rug.(服が絨毯の上にあるよ)

ニコ Oh, okay.《服を選択カゴに入れにいく》(分かった)

 



 

丸レッド Give information

 

ムキー 《おもちゃが床に散らかっているのを発見》Put away your toys!(おもちゃを片付けて!)

 

 

・・・と言う代わりに

 

キョロキョロ Somebody might step on the toy and get hurt.(誰かが踏んづけて足を怪我するかもしれないよ)

ニコ Oh, okay.《おもちゃを片付ける》

 


 

丸レッド Say it with a word

 

ムキー《上着が床に脱ぎっぱなしなのを発見》You're leaving your jacket on the floor again! How many times do I need to tell you to put it in the cubby?

(また上着を床に置いて!収納棚に仕舞いなさいって何回言えば分かるの?!)

 

・・・と言う代わりに

 

キョロキョロ Smile, your jacket.(Smile、上着)

ニコ Oh, I forgot to put it in the cubby.(あ、収納棚に入れるの忘れてた)



 

丸レッド Talk about your feelings

 

ムキー 《ドアを開けっ放しにする》You always leave the door open!(いつもドアが開けっ放しよ!)

 

 

・・・と言う代わりに

 

キョロキョロ It bothers me when the door is left open. I don't want cold air coming inside the room. (ドアが空いていると気になるのよ。冷たい空気が入って欲しくないの)

ニコ Oh, sorry.《ドアを閉めにいく》

 



 

丸レッド Write a note

これに関しては、まだ実行していないですが、

何度言っても聞かない場合に、

メモに書いて、子どもに読ませると

効果的だそうです。

 

文字がまだ読めない子に対しては、

なんて書いてあるのかを

親が読んであげるだけでも良いとか。

 

 



長くなってしまいましたが、

子どもに求めることは同じでも

 

言い方ひとつで

子どもの気持ちに寄り添った語りかけになるし、

 

親のストレスも格段に減る気がします。

 


お互いに気持ちよく毎日を過ごすために

親である わたしも日々 勉強ですニコニコ

 

 

 

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花 語りかけ:英語とマナー②
花 語りかけ:Noを少なく
花 語りかけ:子どもの気持ちに寄り添う①

 

 

 

 

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