染めの着物に織の帯
こんな言葉を聞いたことは
ありませんか?
私がまだきものについて
わからないことだらけの頃
購入した本などで
度々目にしていたこの言葉。
最近すっかり忘れていたのですが
少し前にこの言葉を
思い出す出来事がありました。
あるきもののイベントで
購入する帯を選んでいる方と
お話しする機会があり
その方は、ご自身の
お持ちの着物と
今買おうとしている帯が
合うかどうか
迷っていらっしゃいました。
ご自身の着姿の写真を
私に見せてくださって
この着物にこの帯は合うか
と、何点かの帯を並べて
相談されたのですが
私が自分の感覚で
その中から選んだものを
これなら合うのでは
とお話ししたところ
「でもこれだと
染めの着物に織の帯
ではないからダメですよね?」
と言われたのです。
その方は1年ほど前から
きものを楽しむようになって
帯の組み合わせについて
そのように人から
言われたとのこと。
同様に
織の着物に染めの帯
とも言われたと・・・。
そうだったそうだった
その言葉、いろいろな本で
見かけたわと
私も思い出しました!
先日、きもの雑誌にKIMONO SMILEの帯が
掲載されました♡
そもそもこの
法則のような言葉は
何故生まれたのか?
これは私の推測ですが
染めの着物は
フォーマル寄りのものが
(どちらかというと)多い
そして織の帯も
フォーマル寄りのものが
(どちらかというと)多い
だから、組み合わせとして
しっくりくる。
反対に織のきものは
カジュアル寄りのものが
(どちらかというと)多い
同様に染めの帯も
カジュアル寄りのものが
(どちらかというと)多い
だから
こういった組み合わせにすれば
しっくり来ることが多いので
そのように選ぶのがおすすめ
ということなのではないかな
(…あくまでも私の推測💦)
でも、最近では
きものの種類やジャンルも
多種多様になってきているので
礼装の場合以外は
必ずしもこの法則に
縛られなくても
自分の感覚で
合うと思う組み合わせで
着たっていいのではないか
というのが私の考えです。
なので、その方にも
そのようにお話ししたのですが
少し不安があるようで
その場での購入は
見送られていました
確かに
法則のようなものがあると
選ぶときの基準になるし
安心しますよね
でも私はきものって
帯や小物との組み合わせを
考えるときが
一番楽しい時間かも
と、常々思っているので
もちろん迷う時に
色々なアドバイスとか
法則のようなものを
参考にすることで
安心して選べるのなら
それも大切だと思うけど
カジュアルに楽しむ場合なら
しきたりや法則を気にするよりも
最終的には自分自身が
これ好きと思う
組み合わせで着るほうが
自分も楽しいし
気分も上がるのではないかな
そんなふうに楽しみながら
自分の着たい組み合わせで
帯やきものを選ぶ人が
どんどん増えていったらいいな
訪れた方が思わず笑顔になるような
ものづくりを目指した
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