今日の日経新聞朝刊に、
「福島原発事故 各国政策に影響」という記事が出てきていました。
私は、日本がそして世界各国が電力をどのくらい原発に頼っているのか
認識していませんでしたが、今回の痛い惨事が地球規模でメッセージを発して
いることを改めて感じました。
原発が大きな割合を占めている順に記載すると
フランス 75.2%
スイス 39.5%
日本 28.9%
ドイツ 26.1%
米国 20.2%
英国 17.9%
スペイン 17.5%
ドイツでは古い原発を7基、3ヶ月間停止、耐用年数延長計画を白紙。
スイスでは新設を凍結。
そして多くの国が「安全と国民の健康を優先する」と表明。
この惨事を、単なる対岸の火事としてではなく、自国の課題としても各国で検討が始まっています。
(もちろん、フランスのように「原子力政策に変更を迫るものではない」と表明している
国もありますが)
私達日本人が原発によって大きな恩恵をうけてきたことは間違いない事実。
そして今、自然災害のもと、それが大きな脅威となってしまっていることも事実。
この危機をのりきっていくとともに、
エネルギーや資源に対しての新たな関わり方が必要なんだろうと思います。
この大震災が起こる前も、「エコ」や「持続可能な社会」等とうたわれてきていましたが、
本気で私達人間のあり方、向かう方向をしっかり見定めることを教えてくれている
そんな気がします。
節電のために、地下鉄の電気が一部消えていたり、
コンビニの看板照明が消えていますが、
なんの問題もない。
いままで「すぎる」ほどの電力をつかっていたのだと思います。
日本が負ったこの痛い痛い傷こそが、
世界にそれを問いかける力になる。
日本は沈まない。
いや、これから未曾有の災害を受けた日本だからこそ
世界に向けてできることがある。
そのためにも、私ができる小さな一歩を大切に生きる。
大きな視野を持ちつつ、
足元のことを1つ1つ大切にしていく。
ありがとう。