伯母が救急搬送された。
独居だが、いろいろな幸運で、運ばれた。
診断は脳梗塞。
感覚言語野??優位半球??がやられてるらしい。
会話はするが、まったく辻褄は合わない。
意思疎通はできない。
今のところ、運動機能に問題は起きていないらしい。
治療は。
心筋梗塞のため血液サラサラの薬を飲んでいた伯母。
点滴でさらにサラサラの薬を流すことができなかった。
そのため、梗塞を溶くことはできず。
さらにその後、脳出血も起こした。
現状、命の危険は一旦まずはないが。
どこまで、脳のダメージを最小限でリハビリに持っていけるか、という段階にいる。
6年前、この伯母の夫、つまり伯父が、心筋梗塞のバイパスオペ中に脳出血を起こした。
伯母と同様?出血と梗塞の両方の病態になり。
ましてや、バイパス術後だった伯父。
脳出血に対する積極的な治療は行えず。
伯父は寝たきりになった。
伯母はそんな伯父の介護を、最初は施設で看ていたが、コロナ禍になってからは、在宅でしていた。
そんな伯父も一昨年、急に息を引き取った。
当直の若い医師から説明は聞いていたが。
改めて、主治医から説明があるというので行ってきた。
院長という方が説明をしてくれた。
感想は、「気持ち悪い」だ。
今、とても気持ち悪い。
昔の医者という感じ?
ナマイキだけど、私は嫌いなタイプだった。
優しい言葉遣い、丁寧なふるまい。
ゆっくり話して、医療用語も使わない。
だけど。
だけど、一度も私の目を見ない。
かわされて、核心に迫らせない。
目が、笑っていない。
医師の人間性が、見えてこない。
結局、具体的な説明はなく。
脳疾患患者すべてにあてはまるだろうことを、ゆっくり丁寧に話された。
当直医の説明の方が、私からしたら具体的で伯母の現実がみえた。
父や、伯母の実の弟さんなど、70代からしたら、院長のような説明の方がいいのだろうか?
でも、前回と同じ説明なら、わざわざこの病状説明をセッティングする意味はある?
最後、
「こんなに皆さまでお集まりいただかなくていいですから(ニコニコ)」
と、代表者である実の弟さんとだけ、次回の日程調整を行い、説明は終わった。
皆さまって言ったって、4人だ。
伯母の直接の親族(弟さんと奥さん)と、私たち(義理の弟である父と姪っ子の私)。
親族に聞きたい意思があるなら、何人集まったっていいでしょう?て思うところだけど。
2次救急から、脳外科急性期、リハビリテーション、居宅介護支援事業所、さらには、介護保健施設まで系列である病院で。
すべてが揃ってて。
助かる反面、出来上がりすぎてる仕組みが怖くなった。
そのレールに乗るしかないこの状況も。
あー気持ち悪い。