「やさしい」はどこから来るんだろう…?
いつもいつもやさしいあの子が、元気をなくして、悲しい顔をしながらやさしくない言葉を使っていた。
私にできることは、ひとつだけある。
無理をして笑っていなくていいんだよと、無理をして元気なふりをしなくていいんだよと、何十回も何百回も言われても、やっぱりうまくそのやさしさに身を委ねることはできないな…なんてことを未だに言っていたら笑われるのだろうか。。
とある作家のイベントを見つけて、ついこの間打ち明け話をし合って笑った、その作家が大好きな友達のことを思い浮かべる。
連絡してみる。
肌に優しい石鹸を作っている人の話を聞いて、いつも忙しそうだけど余裕ぶっていて本当にたまに「疲れた」と言う、好きな人のことを思い浮かべる。
連絡できない。笑
2日間ほとんど何も食べず、本も読めず、眠ることに専念してしている間、考える頭も何も無くなって、ただ息をして、暑いとか寒いとか痛いとか心地よいとかを感じるだけになって、いつでも辞めてしまえるしいつまでも続けることができるあれこれについて、一旦手放した。
「やさしい」は、何もないところからやって来た。