みなさん、こんにちは。


今日で7月も終わりですね~。
いろいろな事のあった1ヶ月だったな…

自分的には、朝活をやれたり、カメラメーカーのサポート窓口と電話でやり取りしたり、どちらかというと苦手としている事をちゃんとやれたじゃん!と思っていて、そこはとても良かった気がしています。
それにブログもわりと更新できたし。
よくやった!

ま、ここ数日は訳あって落ちていたんだけど…
徐々に回復中。
考えさせられる事は多けれど、落ちているばかりでは意味なく時間が過ぎるだけだもんね(落ちてる時間も実は大事なのだけど)
前を向きましょう。
真夏へ向けてー。


さて、昨日は、前回にも記事にした、メーカーに点検に出していた製品が帰ってきました。

書いてきた通り、僕が点検してほしいと要望した3点が3点とも「異常なし」ということだったので、キレイになって帰ってきただけかな〜と思いきや、バッテリーホルダーの電池カバーね、ここの隙間はともかく、ギシギシ鳴るのは直っていました!
あ、ちゃんと調整してくれたんだ!って思って地味にうれしかったですよ。
これで使用時の安心感が増します。
OMデジタルソリューションズのオーナーズケアプラス事務局の皆さん、修理センターの皆さん、ありがとうございました(というメールを一筆、書こうと思います)



ところで、昨日は荷物を待っている間、ちょっと新しいことにトライしてみましたよ。

スライドコピー。
スライドにマウントされたリバーサルフィルムのデジタイズです。

僕は撮影活動の比較的早い段階からリバーサルフィルムを使って作品を撮ってきました。
今ではスライドコピーというと、ネガフィルムをコピーして、画像処理ソフトで反転し、元の写真の色調を得るのが一般的なようですが、僕の場合はリバーサルフィルムを多く使ってきたので、デジタイズしようとするならリバーサルで撮った写真たちになります。

古くはフィルムスキャナーという機械があって(今も存在はするけど)、それで1枚ずつ時間をかけてスキャンすることで、デジタルデータ化していたのですが、あっという間にデジカメが席巻する中で、フィルムスキャナーは消えていってしまいました。
僕自身、フィルムスキャナーからデジカメに乗り換えた口なので、そういう時代の流れを悪く言うつもりはないんだけど、ことデジタイズという点では、中途半端に途切れていたんですよね。

一方でデジカメは急成長し、今ではフィルムの解像度を凌駕するまでになりました。
そこで出てきたのが「デジカメでフィルムをコピーしよう」という方法です。
これは単純に、光源で照らしたフィルムをマクロレンズで撮影するだけなので、慎重にやればかなりお手軽な方法。
ま、口で言うほどにはお手軽でもないんだけれど、物は試しに、僕もフィルムのデジタイズに挑戦してみることにしました。

みなさんにお見せできるデジタイズになれば重畳、できなければ出来る限りコンディションの良いデータを撮るべく努力しよう…
そんな気持ちで数枚のリバーサルフィルムをコピーしてみたのがこちらです。



これが最初の1枚。
親子の語らいのひとコマですね。
コントラストのキツい条件で、コントラストの高いフィルムで撮ったポジを「デジカメで撮った」にしては、上手く情景が再現されていると思いませんか?
もう少し追い込めば、1枚の作品として通用するレベルに到達すると思う。



西陽を浴びて、和やかなひととき。
これはちょっと感度の高いフィルムですが、その粒状感さえ窺える感じですよね。

この頃は、コダックのフィルムに、81A(薄いアンバー系のフィルター)を合わせるのが定番だったので、色調が少しアンバーに傾いています。


次は、おそらく僕の初期最高傑作の1枚。


僕もこんな写真を撮れた時代があったんだな…
僕といちばん仲良くしてくれた猫、茶トラの三太と、黒猫のクムちゃん。
たぶん24〜25年くらい前の写真です。
見事によみがえったね!
これももう少し追い込んでみたいな〜。もう少し化けそうな気がする…



三太が現れたので「こんにちは!」と声をかけて1枚。撮った当時を思い出す…
これももう少し追い込む必要があるかな?
でもよく写ってる。
画面の立体感もよく出ています。



テストの最後には、三太のポートレートを。
三太は、僕にしか懐かない猫でした…
だから、こんな距離感でこんな写真を撮れたのは、たぶん世界で僕だけでしょう。
よく撮れているよね、元の写真も、デジカメでのコピーも。



そんなわけで、デジタイズの初テスト、いかがだったでしょうか?

初めてにしては、よく撮れている気がします。
もう少しカメラの保持や設定、ピントなどを追い込んでいけば、もっと原作に忠実なデジタイズが出来ると思う(ここでも基本的に、後からの画像処理は考えていません)

たぶんスライドに切り出したコマをすべてデジタイズすることはないと思うけど、スライドにマウントしている時点でかなり選び抜いているわけなので、そこからさらに現在の視点で選んでいくことになります。
三太たちの写真は、ちゃんと時系列で並んでいるので、彼ら一族の盛衰が見て取れるようになっている(はず)
なので、長い物語を編んでいくような気持ちでコツコツと取り組みたい。

そして、本当に彼らの物語を書くことが出来たらいいなぁと、そう夢みたりしています。

まずはデジタイズやね。
もう少しテストして、当時の撮影データ(が残っているんですよ!)も見ながらね、気長に進めていきたいです。


さて、今年後半からの新たなテーマが出てきましたね。
ポジフィルムのデジタイズ。まずは三太たちの写真にテーマを絞って。
いつか必ず見ていただけるような形にしたいので、その点も考慮しながら、作業を進めていきたいと思います。

朝活とデジタイズ。
まったく異なる作業だけど、今たどり着いたからにはきっと、何か意味があるのでしょう。
やってみる価値はある。
コツコツ気長に、自分なりのペースでがんばってみますね~ ウインク