みなさん、こんにちは。


前回は、OM−1用のパワーバッテリーホルダーの電池カバーの隙間問題について、OMデジタルソリューションズのサポート窓口(オーナーズケアプラス)に問い合わせてみた話を書いてみました。

これね…



これは明らかに電池カバーが「浮いている」状態だと思うんだけどな〜。


それと併せて質問した「OM−1の液晶モニターの発色の問題」、そして「12−40㎜のズームリングの渋みの問題」。

以上3点について、1週間ほど回答がなかったので、ちょっと心配していたのだけれど、つい昨日、ようやく回答が届きました。


結果を先に書くと…


3点とも 異常なし!

…だそうです 真顔

ふ〜む、とんだ取り越し苦労というか、神経質になりすぎていたということ… か?



詳しく聞いてみると、次のようなお話でした。

・電池カバーの隙間について 
弊社の備品や在庫と照らし合わせた結果、隙間は問題のない範囲と認識している。
現状でも防塵防滴機能には問題ないので、安心して使っていただきたい。

・OM−1の液晶モニターについて 
これも複数台の備品と照らし合わせた結果、特に異常というわけではない。黄色味を帯びている点は承知しているが、これは液晶の特性なのでやむを得ないところがある。必要に応じて色調整をして使っていただきたい。

・ズームリングの渋みについて 
これも比較検討したが、特に異常は認められなかった。防塵防滴構造の変化(IP53対応)にともなって、前の型とは内部構造が異なっており、同じようなフィーリングを得ることは難しい。この点はどうかご理解の上、ご使用のほどをお願いしたい。

その上で、さらに点検・クリーニングの上、ご返却いたします… とのことでした。


ふ〜む… 真顔
納得がいったような、納得がいかないような、微妙な感じですねぇ…

ま、話を聞いてもらったり、画像を見せたりするだけでなく、3点とも現物を送って確認してもらっているので、そこは説得力があるというか、安心感のあるところかも知れませんが…

ま〜ねぇ、液晶モニターについては、故障とまでは言えないんじゃないかと予想してはいました。
かなり黄色味がかっているけれど、異常なほど黄色いか?と言われると、そこまでではなかったから(ただし、色調整の範囲は超えていると思うよ。それにファインダーとの整合性がまったく取れていないのも問題だと思う)
これで「個体差ではない」ということが分かったので、OM−1の液晶モニターとの付き合い方は、ちょっと考え直さないといけないなぁと思いました。
色味のチェックには適さない。主に構図とピントの確認用ですね。
前モデルに比べて画素数も増え、基本的に見やすいモニターなので、残念なことです。

ズームリングについても、回答は予想の範囲内でした。
あ〜やっぱり防塵防滴性能の向上が絡んでいたのか… といったところ。
これも個体差ではなく、仕様のうちであるらしいので、このレンズを使う時は、ある程度の我慢を強いられそうです。
同じくIP53対応の40−150㎜F4ではズームリングに渋みなどないので、その辺は妥協せず、使用感を揃えてほしかったですね。


で、以上2点は、まぁ納得できる気がするんだけど(お客様の声として、これからの製品作りに活かされたらいいと思う)、あんまり納得いかないのは、メインの訴えである電池カバーの隙間問題。
「防塵防滴機能には問題ございません」とは言うけれど、あんなに隙間が開いてても〜?と、ちょっと信じられない思いがする。
たしかに防塵防滴性を保つためのシーリング部材は、しっかりした物が使われているようですが、それにしても、ぴったり閉じないというのでは、どうしてもビルドクオリティーを疑ってしまう。
「防塵防滴性能のOMデジタルソリューションズ」だったでしょうに…
そこはちょっと残念、大いに残念。

扱いやすいバッテリーホルダーなので、帰ってきたらちゃんと使うけれど、雨が降ってる中でも使うか?というと… 疑問だなぁ。
たぶん、外すんじゃないかと思うよ。
カバーのロックはきちんとかかっていても、電池室の周りにこれだけ隙間があるのでは、やっぱり精神衛生上よろしくない。
なんとか隙間を埋めるような調整をしてほしかったところです。

カメラ本体が小型軽量になると、どうしてもアクセサリーに縦位置グリップ兼用のバッテリーホルダーって出さざるを得ないと思うのね。
で、それも防塵防滴だと言うのなら、やっぱり本体同様のビルドクオリティーが求められるのは当然のことだと思う。
だから、電池室の周りにこんな隙間が開いてたらダメなんだよ!ということを、分かってほしかったな。


今回、荷物(バッテリーホルダー等3点)を発送してから回答が届くまでに1週間以上かかりました。
それだけチェックに時間をかけ、多くの対象製品と向かい合ってくれたのだと信じたい。

そして、今回はすべて異常なしだったけれど、こうした点を気にかけるお客様もいる、お客様の声があるということが、製品の企画や生産の現場に届いて、共有されることを望みたいと思います。



以上、OM−1用のパワーバッテリーホルダーの電池カバーの隙間等の問題について、OMデジタルソリューションズのオーナーズケアプラスに問い合わせてみた結果でした。

自分はちょっと神経質すぎるのかなぁ?
でも、聞いてみないと分からないものね…

他のメーカーのサポート窓口ってあまり使ったことがないので比較しようがないのですが、OMデジタルソリューションズのオーナーズケアプラスの窓口は、敷居が高くなかったし、概ね真摯に対応してくれたと思います。
ちょっと時間はかかったけどね。
でも、ユーザーとしてはありがたかったです。

自分のOM−1等が帰ってきたら、きちんとチェックして、担当のTさん宛てにお礼のメールを書こうと思っています。


少々込み入った機材のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

書いたら少し、スッキリしたよ!ウインク