春の房総半島の旅①



3月末に千葉県にある鋸山(のこぎり

やま)へハイキングにいってきました



鋸山は千葉県鋸南町と富津市の境

に位置する、標高が329mの低山



以前から一度登ってみたいと

思っていた山のひとつです



江戸時代から昭和60年まで房州石を

切り出しており、山肌や稜線がギザ

ギザのノコギリのように見えること

から鋸山と呼ばれているんだとか





車、電車、フェリーを使ってもアク
セスが良いことから、観光客の絶え
ない人気の場所となっているみたい


もちろん、登山やハイキングスポット
としても人気を集めているとのこと


高速を使い、現地には朝
の7時頃に到着しました




生憎の曇り空だけど雨の心配はなさそう


駐車場に車を停めたら登山口へと向かいます


まずは地図でしっかりとルートを確認




鋸山山頂を目指す代表的な登山コースは『関
東ふれあいの道』と『車力道』がありました


関東ふれあいの道は最初から階段が393段も
あり、いきなり難所が待ち構えているコース


行きはもう一つの車力道
を利用することに(笑)




7時30分、いよいよ鋸山
ハイクのスタートです!


こちらがその車力道


このような石畳になっているのが特徴




鋸山の頂上部付近で切り出された
石を運び出していた道なんだとか


この石を運搬した人達は『車力』と呼ばれ
、女性の仕事でもあったというから驚き


機械化される昭和35年頃まで、1
本80㎏の石3本を麓まで運ぶ作業
を1日3往復も行っていたみたい




令和元年台風15号の直撃で、鋸山
は無数の倒木や土砂崩れが発生


序盤ではその痛々しい爪跡が
至るところで見られました


登山道開通に尽力された
方々には本当に感謝です




切り出された石の数々


石の表面は苔に覆われていて
、時の流れが感じられます

 


コース上には所々にこのような説明が
あり、足を止めて読むのも楽しい⬆


でも、長い階段が出てきて地
味にキツくなってきた感じ




歩き始めて30分ほどで分岐が出てきました


『猫丁場』という場所へちょっと寄り道♪




こちらは山の中腹にある石切り場跡


岩壁にはこのような猫の彫刻が
(画像はお借りしました)


だから猫丁場という名前なんだね




思わずその姿に癒されます


令和3年7月に新たなスポッ
トとして公開されたみたい


近くにはこのような素敵な作品もありました




猫丁場から5分ほど歩くと


今度は『切り通し跡』に到着


鋸山の中で立ち寄ってみた
いスポットの一つでした




切り通しは岩壁を切り抜き作った道


石切り場から採石する際、良質な石材を
求めて切り下ることになり、石切り場
周囲が岩壁で囲まれた状態になります


そのため、石材や石のくずの搬出道を作る
必要があり、これを切り通しと呼ぶみたい




とっても神秘的な雰囲気


鋸山には石切り場が数多く点在していました


下から見上げるとかなりの迫力⤴




続いては『東京湾を望む
展望台』へ向かいます


寄り道が多くてなかなか山
頂にたどり着かない(笑)




またしても長い階段の出現


低山ながらも急な階段が多く、かな
り体力を削られるので侮れません




切り通し跡から10分ほどで
東京湾を望む展望台に到着


この時点ではまだハイカーが少
なく、展望台は貸し切りでした


広々としたベンチでしばらく休憩




とても見晴らしがよく、
360度のパノラマです


天気が良ければ最高だったけど、雲
が多くて富士山を見ることは叶わず


いつかリベンジをしてみたいところ




休憩が終わると一気に山頂方面へ


山頂付近はアップダウンの繰り返し


やはり長い階段もありました




そして、スタートしてから
1時間半で鋸山山頂に到着


山頂はやや展望があり、こちらも貸し切り


とりあえず前半戦が終了


お楽しみはまだまだ沢山♪




山頂から下りると、今度は『日
本寺』がある方向を目指します


その途中には『観音洞窟』と
いう石切り場がありました


ここは鋸山でラピュタ感を味わ
えるスポットの一つなんだとか




このは分岐でまた寄り道


『石切り場跡と岩舞台』へ




こちらもかなり見応えがあります


岩壁には安全第一の文字が


当時の重機も残ってたり
して良い雰囲気でした




先に進むとついに見えてきました⤴


楽しみにしていた『地獄のぞき』


でも、あそこまで登るのか…




地獄のぞきのある日本寺へと向かいます


ロープウェイ山頂駅も同じ方向




また階段…


鋸山の一番の難所はこの階段と
いっても過言ではありません




高度を上げると再び見晴らしの良い場所へ


ラピュタ感を味わえるもう一つのス
ポットがこちらの『ラピュタの壁』


この岩壁がラピュタの城
壁を連想させるみたい




すぐ近くの日本寺境内へ到着


ここからは観光モード♪


拝観料は大人700円でした




鋸山南斜面の約10万坪が日本寺の境内


約1300年前に聖武天皇の詔勅を
受け行基菩薩により開かれた
関東最古の勅願所なんだとか




入ってまず最初に目に飛び込んで
きたのがこちらの『百尺観音』


30mの巨大な磨崖仏です


約6年の歳月をかけて彫られたみたい




次はいよいよ、鋸山の代名
詞ともいえる地獄のぞきへ


離れた場所から見ると、結構スゴい
場所に立っている感じが出ています




人気スポットなのでいつも
行列ができるみたいだけど


訪れた時は2組待っただけで僕の順番に


それでは、高さがおよそ
100mある先端部分へ…




個人的には正直スリル満
点とは思わなかったかな


スリルある登山に慣れて
しまったせいかも(笑)




せっかくここまで来たからには
大仏さまにも会っておかないと


『大仏広場』まで行ってみることにしました




参道の階段は想像してい
た以上に長くてビックリ


途中には『千五百羅漢道』
と呼ばれる場所もあります




岩石を活かして彫った多数の仏像が点在し
、天然の博物館とも呼ばれているみたい


それぞれに違った表情をし
ていて見応えがありました




そして、長い階段を下りた先には


石製大仏座像として日本最大の
大仏さま(薬師瑠璃光如来)が


その高さは約31m




近くで見るとまさに圧巻のひと言です


現在の姿は復元されたものなんだね




写真右側に白っぽく見える
のはなんと全てお地蔵様


『お願い地蔵尊』といって、お
地蔵様に名前を書いて奉納する
と、願いごとが叶うというもの


最後は薬師本殿に参拝しました




ここから再び階段を上り、来た道を戻ります


最初に鋸山の山頂までいってきたこ
ともあり、この頃にはもうバテバテ


この階段がこの日一番の地獄だったかな(笑)




帰りは関東ふれあいの道で下山


こうして、初めての鋸山
ハイクは終了しました


トータルの時間は4時間20分




コースには石切り場跡が多数あり、他にも大
仏さまや地獄のぞきなど見所が盛りだくさん


半分は観光気分で楽しい遠征となりました♪


展望台から東京湾や富士山を見ること
ができなかったのが唯一の心残りかな


季節を変えてまた訪れてみたいスポットです


次回に続きます☆





【鋸山ロープウェイ】

住所:千葉県富津市金谷4052-1
TEL:0439-69-2314
定休日:無休(荒天の場合、運転を休止することがある)
運行時間:通常(2月16日~11月15日)9時~17時
冬季(11月16日~2月15日)9時~16時


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