パリジェンヌに憧れてンヌ! -21ページ目

川村ゆきえ応援ブログ ~第2章~

※ プロローグから読んでください。


そして男は辿り着いた。

ここが川村ゆきえ好きが集うサンクチュアリだ。

男がまず驚いたのはオタク、いや、ヲタの密度だ。
昼間外で見たヲタの比ではない。

この異空間が男の歯車を更に狂わせた。

ヲタオーラに次第に蝕まれ、より加速度を増し変な汗が止まらないのだ。

そんな気後れする男をよそに、隣で待っているデブはひたすら震えていた。
武者震いである。
決してビンボーゆすりとは呼ばせない。

彼もまた川村ゆきえを愛する男の一人なのだから…。

デブの武者震いは止まらない。
余程この日を待ちわびたのだろう。

そしてデブは奇跡を起こした!

余りにも震えるあまり、床までもが揺れ始めたのだ!!

「オイ、デブ!震えてんじゃねぇよ!!!」


そう思った瞬間更に揺れが増した。

違う、デブのせいじゃねぇ。

地震だ!!!


(男がこれを記事にしようと考えている時にまさかこの地震が新潟では
 想像を絶する被害を出していたとは知る由もなかった…。

 無論、家に帰ってから反省したのは言うまでもない。)


つづく

川村ゆきえ応援ブログ ~番外編~

※ プロローグから読んでください。


川村ゆきえの握手会まで時間が結構余っていたので男はある場所を目指した。

メイド喫茶だ。

秋葉に来たらメイド喫茶を1度は体験しておかなければいけない。
そんな気がした。

1時間歩いて見つけた。

そして入店。

お帰りなさいませ、ご主人様!

うん、これが聞きたかった。

そして男は満足気に店をあとにした。

いってらっしゃいませ、ご主人様!

うん。
いってきます。
いざ、戦場へ…。


つづく

川村ゆきえ応援ブログ ~第1章~

※ プロローグから読んでください。


男は歩いた。
迷った。
歩いた。

秋葉原なんて2回目で右も左もわからないからだ。

しかしそんな危機にも負けず無事目的地に着く。
使命感の重さが違う。
まるでそう言わんばかりの行動だった。

今回の握手会は、最新DVD『Reverse』購入者が対象である。
更に複数購入の人はツーショットを撮ってもらえる。

男は考えた。
2枚も買ったら高いって…

しかしそんな時、友人K(童貞)の言葉を思い出した。

最大限にファンであることをアピールしてください

彼の言葉に勇気付けられ男は複数購入を決意した。
またそれは男と友人Kの友情を表す行為でもあった。

ちなみにこの時から男は既に秋葉の異様な空気にやられて変な汗が大量に出始めていた。


つづく

川村ゆきえ応援ブログ ~プロローグ~

川村ゆきえを応援したい

川村ゆきえの虜になった者なら誰もが思うことだ。
この難問に立ち上がったのはただの川村ゆきえ好きの男だった。

これは川村ゆきえを追い続けた男の熱きドラマである。

男は考えた。
一体どうやって川村ゆきえを応援しよう…。

応援当初から暗雲が立ち込める。

 轟  「単純に画像を貼り付けたらいいんじゃない」
内山田「僕も画像の貼り付けに賛成だな」
二階堂「いや、駄目だ。もっといい方法があるはずだ」
藤本  「僕も反対だね。著作権侵害で訴えられたらどうするんだ?」
 西  「…。
     本人に直接、『頑張ってください』って言ってみたら?」
全員  「それだ!!」

一人脳内会議の末、男は川村ゆきえの握手会に行くことを決めた。

一筋の光が見えた。
男はただそれを夢中に実行するだけだった。

応援決行の日を迎え、男は聖地秋葉原に向かった。
2004年10月23日のことだった。

つづく

シスターコンプレックス

赤外線通信

携帯電話には便利な機能が付いているものだ。
赤外線で自分の携帯のデータを相手に送る事ができる。

こんな便利な機能を利用せずにはいられない。
そんなナイスな男なんだ、僕は。

先日、ちょっとした用事のために後輩に僕の番号とアドレスを赤外線で送った。
こういうときの為に、僕は自分の番号を電話帳に登録してある。

それから1週間くらいした後、何故かからメールがきた。
基本的に希薄な兄妹関係なので妹からのメールなんてレアである。

From 柳○ ○沙
Sub  無題
○○(後輩の名前)です。~~(用件が書いてある)


と、妹からのメールのはずが、メールの冒頭に後輩の名前が書いてあるし、内容も後輩と約束した内容そのものであった。

5分ほど考えてこういう結論に達した。

後輩のアドレスと妹のアドレスって一緒なんや。
珍しい事もあるもんだ。


冷静に考えれば全く同じアドレスなんてあるわけない。
それから更に妹から来たメールの内容でやっと全てを理解した。

間違ってあたしにきてたよ。

僕の携帯の電話帳には、
柳○ 拓
柳○ ○沙
と兄妹で並んでいる。
どうやら僕は赤外線通信をするときに間違って妹のデータを送ったらしい。

しかも、妹はちょうど海外旅行に行っていた為に連絡がなく、
間違っていた事に気付かずに1週間も経っていた。

連絡がつかないのだから本当に後輩には申し訳ないことをした。
ごめんね。

そんな感じのあらすじなのだが、今回はこれくらいの被害ですんで
本当に良かったと思う。

今回の相手はメールの内容が事務的だっただけに
妹に僕のプライベートの1部しか知られずに済んだ。
(それでもトラジ・ハイジのファンタスティポのCD(初回版)を借りるという
 ほんのり恥ずかしい出来事なのだが…)

しかしこれがコンパで知り合った女の子だったら何と恐ろしいことになっていただろう。

○○だよ。昨日は楽しかったね。
でも柳○君、「チンコ、チンコ」言いすぎだよ。
あと、セクハラまがいの事とか。
とりあえず、また今度遊ぼうね。


みたいな内容が間違って妹にいっていたら自殺ものである。
さすがに身内にこんな内容を送られると僕でもきつい。

現代社会の便利さの裏にはリスクも同等にあると身を以て知った出来事である。

そういえば、赤外線で間違った僕が悪いとはいえ、
名前もアドレスも明らかに妹の名前が入っている。
しかしそれでも後輩は、

○沙ってなってて、あれ?って思ったんですけど柳○さんの事だから合ってると思ってました。

とかなんとかで気付かなかったらしい。

僕はアドレスに妹の名前を入れるほどの妹萌えのシスコンキャラだったんでしょうか…。

みちを

僕が高校生だった頃、妹が子猫(女の子)を拾ってきた。
手のひらに乗るくらい小さい彼女のその愛くるしい姿は地上に舞い降りた最後の天使だった。

名前は単純な方が良いと思い、僕は『みーちゃん』と名付けた。

その頃のみーちゃんは悪い男に騙されたのか、余程のトラウマがあるようでなかなか人間になつかなかった。

そんなみーちゃんを戒めるべく、妹はみーちゃん道男と呼ぶようになった。

しかし残念な事にスイカに塩を振りかけると甘さが増すごとく、
道男という名は彼女の愛くるしさが増すばかりだった。


そんな可愛い道男だが、徐々に僕にはなつくようになった。

僕がテレビを見ていると歯を立てて足を噛んだり
テレビのコードを噛みきってテレビを再帰不能にしてみたり。

そんなある日、道男を見たいと知り合いが言ってきたので道男を連れてきた。
しかし道男は僕の友人に向かい、かつてないほど毛を逆立て威嚇し始めた。

もう飼い主そっくりの人見知りっぷりだ。

僕は嬉しくなった。


しかし僕が道男を溺愛する日々はそう長くは続かなかった。

彼女は家中の障子を破るというオイタをしでかし、父の怒りを買ったのだ。

そして道男は再び路頭にさ迷う事になった。

ちなみに2代目道男もいたのだが、その呪われた名前を襲名した為に
彼女もまた路頭にさ迷う事になったのは言うまでもない。

鬱状態

今日は現代社会におけるマニュアル化に対する危険性について
書こうと思ったのですが、それどころではなくなりました。

今日、風呂から出てきて、パンツを履こうとした瞬間です。
パンツを広げると同時に何かがパンツからこぼれ落ちました。

黒光りするあいつの名前はそう、
茶羽ゴキブリ。

すでに天に召された状態での発見でしたが、
少なくとも奴は死に至るまでそこにいたわけです。
いくら小動物と子供に優しい僕でもゴキブリまでは愛せません。

そんなわけで鬱です。

ゴキブリの話題ついでにもう少し書いておくと、
僕の友達にはゴキブリに愛された人がいました。

彼の家はゴキブリ御殿と呼ばれ、ゴキブリの巣窟。
彼が友達の家に遊びに行くと、それまでゴキブリが出なかった家なのに
彼が来た瞬間ひょっこりとゴキブリが顔を出すなど
一説では体内にゴキブリを飼っているのではないかと思われる事もありました。

さらに驚くべきは、彼から借りたビデオが映らないので
中を開けてみると、テープの中でゴキブリが絡まって死んでいるのです。
一体どんな環境でテープが保存されていたのでしょう。

これだけゴキブリの事を書いたら皆さんも鬱になると思います。
しかし、本当の鬱はこれからです。

今晩パンツを履こうとしたら死んだゴキブリが出てきてからなのです。

ペイチャンネルと英語の兄ちゃんと僕

僕が某私立大学を受験したときの話し。

結構距離があったので前日から大学近くのホテルに泊まることにした。

ホテルと言えばアレだ。
有料放送。

これを見つけた僕は早速100円を入れた。
…。
アレ?映らない。
もう100円入れてもやっぱり映らない。
更に100円入れても映らない。

300円をテレビに投資にした時点で僕は気付いた。
受験生が数多く宿泊している事がわかっているホテル側が有料放送を止めているに違いない。

何だ、それは!
受験生だってムラムラするんだよ!!


僕の悶々と昂ぶった気持ちを抑えることはできない。

明日入試?
そんなの知らねー!


僕はおもむろに街に出た。
もちろん向かう先は本屋だ。

本屋に入るとエロ本コーナーに向かう前に英語の教材のキャンペーンをしてる兄ちゃんに声を掛けられた。
教材が当たるかも知れないからアンケートに答えてくれ、だって。

「明日試験?」
「頑張りや~!!」


こんな会話が交わされたのは容易に想像がつくだろう。
しかしその時、この会話の持つ意味に僕は気付いていなかった。

何とエロ本コーナーが英語キャンペーンの目の前にあるのだ。

先ほどまで受験生と言ってた僕が英語の兄ちゃんの目の前でエロ本を読むことが出来ようか?

いや、出来まい…。

僕はデリケートな人間なのだ。

僕はエロ本が読めないならせめて見栄を張らせてくれと言わんばかりに
参考書のコーナーを見る振りをして店を後にした。


あ、この大学には見事に落ちました。

うみのこ

わ~れはう~みのこ し~らなみの~♪

滋賀県民のほとんどが知っているこの歌。

滋賀県内の学校に通う小学5年生は「うみのこ」という船に他校の生徒と1泊2日で過ごし親睦を深めるイベントがある。
僕はこのイベントを楽しみにしていたが、残念ながら風邪を引き2日目の途中からの参加になった。

心躍りながら僕は愉快な仲間たちが歓迎してくれるのを期待していた。

しかし待ち構えていたのはそんなものではなかった。

「殺すぞ、ボケ!!」

部屋に入ったらいきなりそんな暴言を吐かれた。

「あぁそうか、ここでは僕はもうボケ扱いなんだ…」

悲しい現実を突きつけられる。
人見知りの激しい僕はもう打ち解けることは不可能だ。

そこからはほとんど記憶にない。

覚えているのは一人寂しくカレーを食べたことくらいだ…

新しい仲間はできなかったが、孤独に耐えることを学んだひと夏だった。

おなら

先日、10代のうら若き乙女にいきなり

「さっきからおならが止まらないんですけど…」

と真顔でカミングアウトされた。

一体僕にどうしろと言うのだろう。

どうやら僕ならおならを止める術を知ってると思ったらしい。
一体僕は何キャラなのだろう…。

とりあえず
「そういう時は黙って知らん振りしといた方がいいで」
と言ってあげた。

彼女はしきりに感謝してた。

その話しをしてから僕もお腹の調子が悪くなっておならが止まらなくなった。

もちろん知らん振りをした。