おはようございます、金曜担当のumaです
前回、前々回と色選びに関するお話を
してきましたが、今回で一旦ラスト!
前々回「その1」はこちら
前回「その2」はこちら
前回は
2色以上の色を使いたいときは
カラーホイールを使って、
そのデザインにあった効果を持つ
組み合わせを選びましょう
というお話でした。
さて、最後の3つ目が何かというと…
それは『色の与える心理的効果』です。
色の与える心理的効果を考慮する
色は人間の脳に強く心理的な影響を与えます。
「色彩心理学」という学問もあるくらい
ですから、学術的にも証明されているのです。
例えばここにマカロンの写真が2枚ありますが…
左のオレンジ色のマカロンと
右の青色のマカロン、
どっちが美味しそうに見えるでしょうか?
左のオレンジ色のマカロンのほうが
美味しそうに見えませんか?
これも色のもたらす心理的効果のひとつです。
オレンジ色には胃腸を刺激し食欲を促す効果があり、
反対に青色には食欲の減退効果があるのです。
飲食店のポスターなどにオレンジ系の色が
使われることが多いのはこのためなんですね~
こんな感じで
どの色にどんな心理的効果があるのか、
それを知ることでそのデザインにどんな
色が最適であるのか判断することができます。
ではでは、一般的な色とその色が与える
心理的効果を一覧でご紹介しましょう!
赤・レッド
キーワード:危険、重要、愛
活力に関わる色で、見た人の心拍数や代謝を
向上させることが知られています。
最も強調したい箇所に注意を向けるのに適しています。
橙・オレンジ
キーワード:元気、楽観、愉快
オレンジはポジティブな感情を与えます。
また、商品の割安感とも関連があり、
e コマースサイトでお買い得商品を目立たせるのに適しています。
黃・イエロー
キーワード:幸福、注意、暖かさ
黄は明るい性質を表します。
また、黒と組み合わせると、
素早く人の目を引きつけます。
緑・グリーン
キーワード:成長、成功、自然
自然由来であることを表すのに最適です。
UI でユーザーに成功を伝える印としても一般的です。
青・ブルー
キーワード:信頼、快適、平穏
くつろぎと心地よさの色です。
顧客に信頼できる企業という
印象を与えたいブランドに人気です。
紫・バイオレット
キーワード:豪華、創造、叡智
気高さや高級さを表したい場面でよく使われます。
黒・ブラック
キーワード:力、洗練、神秘
テキストとアクセントだけに
使用されることが多いですが、
ファッションサイトなどでは
高級感を出すためにメインの
色として選択する場合があります。
白・ホワイト
キーワード:清潔、健康、純真
健康や清潔感を連想させます。
医療やテクノロジーの安全性を
伝える色として選ばれるのは、
その典型的な例です。
いかがだったでしょうか?
色にはそれぞれ意味や効果があります。
色の意味や効果などをしっかり理解すれば、
さまざまな分野に生かすことができます。
色の心理効果をうまく活用したデザインは
人に与える影響も大きいです。
普段どんなところでどのような色が使われて
いるのか探ってみるのも面白いかもしれませんね
というわけで今回はこんなところでお開き。
来週からはまた違うお話出来たらな~と思います
ではまた来週!
よい週末をお過ごしください~