21話は正直、あんまり感情移入できなかった。

 

20話ショックが残っていたからであろう。

 

いろいろな伏線が回収されたように見えて、そうではない

 

ってところも、かなり引っかかった。

 

・スターエンティティはいつ、どうやって博士は改修できたのか?

 16話でグランクレバスの外堀をクレーンで改修してた描写があった。

 グランクレバス奪還後にスターエンティティを改修したのであろうが

 スターエンティティへの門は姫にしか開かないのでは?

 博士の義手の中以外にも、姫の細胞を用意していたのか?

 

・デッカイ手はどこ?

 これがスターエンティティなら無理がある。こいつをどうやって改造できる?

 15話でのインパクトが大だっただけに、ずっと放置はマズい。

 

・キョリュウ最後の切り札であるスターエンティティが改修されるのを

 姫は黙って見てたのか?

 を含め、あまりに姫を愚かに描き過ぎないか?

 VIRMによる人類支配を含め、姫はどっしり構えすぎ。

 案の定、してやられている。

 

・ナインズがただのイジメッコキャラで終わってしまった。

 VIRMは姫のDNAを裏コードのために求めていた。

 決してナインズを創るためではなかった。

 ナインズはゼロツーの劣化コピーだった。

 総じて、キョリュウ、VIRM、ナインズ達といった敵キャラがお粗末すぎる。

 

・ゼロツーの肌が赤くなった。

 オリジナルスキンを見せたが、青い血はどうなっているのだろうか?

 おそらくここはスルーだろう。

 博士も死んでしまった以上、幼少期のゼロツーがどうやって

 今のゼロツーになったのかは、もう語られることはないでしょう。

 

・ハチが無能すぎ。

 ナインズにバカにされていたが、本当にバカ。

 ナナを見捨て、博士に突っ込まれても、愚鈍な返答。

 今やコドモ以外のオトナ(元コドモだが)はハチ・ナナしかいないかもしれないのに。

 今後、覚醒があるのか?

 

・VIRMの目的が不明瞭。

 宇宙の大半を支配する思念体ということは、人類より次元の高い神

 ということになる。

 神は時折、地に降りてきて、暇つぶしに悪さをする。

 にしては、人類攻略に対して非常に入念でしたね。

 スターエンティティ(♀)が欲しかったようだが、とりあえず

 フルンホルニ(♂)を持ち帰り、

 今度は全兵力をもってしてスターエンティティを奪いにくるぜ

 って言い残した。

 

 VIRMは遊びも全力で!ってタイプなんだろうか?

 

 

こういった雑さによって、せっかくのヒロとゼロツーの感動シーンも

 

イマイチ感動できなかった。

 

私は決して細かい揚げ足取りをしているつもりはない。

 

基本、私も「いーんだよ、こまけぇとこは!」タイプの感覚人間なんだが

 

あまりにも雑過ぎないかと、言っている。

 

私の大雑把な感覚でさえ、ちょっと受け入れられないくらいに。

 

 

ていうか、構成は奇をてらった、或いは平凡な事象(伏線回収)のブッこみばかりなので、

 

結果、先の展開が容易に予想できるようにまで、話が収束されている。

 

 

昔を振り返ってみよう。

 

5話は本当に素晴らしかった。大好きだ。

 

ゼロツーが魅力的だっただけではない、今後を占う多くのエピソードが

 

とてもうまく構成されていた。

 

1から4話までは、この5話のために用意されていたようなもんだ。

 

そして、6話は強引に話を締めた。

 

この6話で既にちょっと違和感があったが、

 

「ヒロインにこんな表情をさせるのか!?」というインパクトで胡麻化された。

 

 

7~12話までは、楽しい日常回の中にも伏線がちりばめられ、

 

今後の展開に期待を込めつつ、ダリフラってマジで面白いなぁって素直に楽しめた。

 

そして、

 

神回と言われる13話。

 

私はそこまで神回とは思っていない。

 

ただ、13話に対する外人のリアクション動画が大好きだ。

 

実は私は13話からセリフ回しに違和感を持ち始めていた。

 

なんか脚本におかしいところがないか?と。

 

なんかセリフがすっと心に入ってこない部分がいくつかあった。

 

感情移入がそのたびに途切れた。

 

それが14話で顕著になった。

 

私は13話も良いが、14話がとても重要な回だと思っている。

 

なのに、脚本がダメなせいで台無しになっていると感じた。

 

一つ一つのエピソードは素晴らしく演出され、構成も良かった。

 

しかし、セリフがおかしい。

 

 

そして、

 

締めの15話。

 

ナインズが輝いていた。

 

ゼロツーは最高だった。

 

ヒロも、13部隊の仲間もカッコよかった。

 

大きな手にはマジで驚かされた。

 

強引な締めも、まぁ良かった。

 

演出も構成も脚本も、まぁ良かった。

 

 

で、

 

賛否両論の16~18話。

 

私は肯定派だ。とても楽しめた。

 

16話でいきなりゼロツーが馴染んでるのに違和感を持つ人が

 

多かったようだが、

 

私は「戦友なんだから、こんなもんだろ」って感じで全然OKでした。

 

ただ、ちょうどグランクレバス制圧直後のゼロツーと13部隊の対面回想シーンの時の、

 

妙に悟った発言していたイチゴには違和感があった。

 

普通に

 

「ヒロから事情を聞いたときは驚いた。ゼロツーにそんな過去があったなんて。

 

私には全部理解できないけど、ゼロツーも一生懸命に生きてきたんだってことはわかった。

 

ゼロツーは真っ先に13プランテーションのピンチに駆けつけてくれた。

 

ゼロツーは今までも、なんだかんだ私たちのことを仲間だと思っていたと信じてる。

 

だから、お互いの問題がいくつか解決し、溝も埋められた今、ようやく本当に仲良くなれた。」

 

で良かったのでは?と思っている。

 

(長くなったので、一旦終わり)

何はともあれ、

 

ゼロツーが心配です。

 

海外ファンはマジで泣いてました。

 

みんな、本当にゼロツーのこと好きなんだねぇ・・・。

 

私もです。

 

 

さて

 

これからどうなるんでしょう?

 

ゼロツーやフランクス、コドモ達をメンテナンスできる博士も、オトナたちも居なくなってしまいました。

 

ゼロツーも、13部隊の仲間も、これからどうなるの?って感じです。

 

まともに戦えるどころか、どうやって生きていくのでしょうか?

 

今度は本当のサバイバルが待っています。

 

 

キョリュウたちも、姫を失って、これからどうなるの?

 

 

ともかく、

 

VIRMはまた来るぜって言ってました。

 

後3話で最終決戦で締めたくて、

 

次回が「あれから数千年後・・・」みたいな始まり方はしてほしくない。

 

ちゃんとゼロツーの魂をすぐに回収してほしい。

ひっさびさに、日本代表戦をTVで観ました。全部じゃないけど。

 

前半途中からかな、最初の失点シーンを見逃しましたが。

 

 

なんか、久々に良かったですね。

 

ピッチの状態が悪かったのか、ミスが多かったですけど、

 

良い時の日本代表って感じでした。

 

香川選手が良かった!

 

2失点目食らったとき、なんかヤバいな、追いつかれそうって感じだったのに

 

香川選手がサクッとゴールした時、このチームに光明が見えた気がしました。

 

 

さあて

 

皆さんが心配してるのは、本番のスタメンですよねぇ。

 

忖度ジャパンって揶揄されてるくらいですから。

 

コロンビア戦、私の希望スタメンを久々に記しておこう。

 

 

     岡崎

乾   香川   武藤

  柴崎  長谷部

長友 吉田 槙野 ゴリ

    川島

 

かな。

 

交代枠は、大迫、本田、宇佐美あたりかな?

 

ちょっとW杯が楽しみになってきました。

15話を最初に観た時も思ったんだけど、

 

20話も情報量が多いな、と。

 

しかし、これは後から考えてみると、情報量が多いからではなく

 

流れがイマイチなのかもしれない。

 

つまり、シーンの数と、一つ一つのシーンは良いのだが、

 

構成が良くないのかと。

 

申し訳ないが、監督が別の人だったら、もっと良くなっていたかもしれない。

 

 

作品というものにはテーマがある。

 

ダリフラの主たるテーマ、主題は「ヒロとゼロツーの愛の物語」であろう。

 

つまりは「異種間の愛」「多様性の肯定」である。

 

二人の恋物語だけでは、ストーリーに厚みが出ないので、

 

生殖、生殖が生む多様性を放棄したオトナと対比させた、13部隊の仲間の自立に

 

焦点を当て、ついにはゼロから生殖活動の獲得まで描き切り、

 

コドモたちが人類(と地球?)の立て直しの主役になることが結末として

 

考えられているんだろうと思います。

 

で、

 

サブテーマとしては、やはり環境破壊でしょうね。

 

利己的なふるまいやエネルギーの浪費が及ぼす影響を警告しているんだと思う。

 

で、

 

それらテーマを強調したいがために、大事な背景(世界観)を極端な演出にしたのなら

 

完全に失敗したと言わざるを得ない。

 

いきなり宇宙戦艦の来襲と、地球破壊策への転換は逆効果のインパクトであった。

 

そして、重要な背景を登場人物の口頭説明だけで済ますという雑な演出になったのは、

 

残念ながら、監督の力量不足が原因であろう。

 

 

まぁ、

 

21話からメインテーマに戻り、力業っぽく話を締めていくんでしょうが、

 

19話と20話は必要なかった、いや、失敗したエピソードだったと思う。

 

 

ゼロツーにあんなに多量の出血をさせる必要はなかった。

 

これも上手い演出だと思えない。

いやぁ、やっぱこの20話は賛否両論ですな。

 

各所であーだこーだ議論されている模様。

 

私もちょっとアレですな。

 

今まで丁寧に丁寧に作りこまれていたのに、

 

世界観になると急に雑になったな、と。

 

 

19話からおかしい。

 

世界観が博士の説明だけで済まされている。

 

キョリュウやフランクスの正体は非常に重要なのに、

 

博士のつぶやきだけでいいの?

 

なんか私たち視聴者はコドモ達と同じで置き去り感がぬぐえない。

 

もっとコドモ達がキョリュウの謎を実体験してほしかったな。

 

 

それに、

 

キョリュウの姫の扱いが酷い。

 

あっと言う間に後手になっちゃった。

 

何千何万年も侵略者の再来に対抗すべく準備してきたんでしょ?

 

VIRMだって、あっさり地球を放棄して破壊しようと決断?

 

あまりに雑すぎる。

 

これは急展開ってことで済まされないような・・・。

 

 

まぁ、これからのゼロツーの活躍がメインなんで

 

そこに期待しましょうか。