無料の作曲ソフトや動画編集ソフトを紹介

無料の作曲ソフトや動画編集ソフトを紹介

無料の作曲ソフトや動画編集ソフトを紹介するブログ。
基本的には、ReaperというDAWと、AviUtlという動画編集ソフトについて紹介しています。

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パソコンで音楽を作るためにDAWを使う場合でも、五線譜での入力を行うタイプの作曲ソフトを使う場合でも、作曲を行うには音楽理論の知識が多少は必要になってくる。
まったく音楽理論の知識がなくても、適当にノートや音符を打ち込んでみて、再生して、イメージしたメロディーになってなかったら入力したノートと音符を動かしてみる、といった方法で曲作りをする事は可能だが、それだとどんでもないほど時間がかかってしまう。

なので、作曲するための音楽理論の知識を勉強した方が良いのだが、音楽理論を1から全て勉強するとなると、これはこれでかなりの時間がかかる。
ただ、簡易的な曲を作るための知識くらいであれば、数日、早ければ数時間で学習できる。

作曲に必要なのは、キーについての知識と、音階についての知識だ。
この2つの仕組みさえ理解してしまえば、メロディーを作る事は簡単に出来るようになる。

長音階と短音階で作られる

キーと音階には密接な関係性がある。
なぜなら、キーというのは、「主音から始まるメジャースケール、もしくはマイナースケールの音を使いますよ」という事を宣言しているものだからだ。

例えば、キーがCメジャーであれば、”「C」を主音としたメジャースケールの「ドレミファソラシド」の音を使って曲を作ります”、という事を表している。
※ ちなみに、音階というのは、英語ではスケールと呼ばれ、高さの違う音の昇順と降順の事を意味している。

なので、キーがCメジャーの場合、「ドレミファソラシド」の音を使えば、メロディーを作る事が出来る。
もちろん、リズムを付ける必要があるので、そこら辺は拍子やリズムパターンについての感覚がないといけない。

伴奏を作るにはコード進行の仕組みを知らないといけない

キーと音階について理解すれば、メロディーを作るのは簡単だが、伴奏を作るには、また少し別の音楽理論の知識が必要になってくる。
伴奏にはコード、つまり和音を使うので、和音の仕組みと、複数の和音を自然に繋げるための仕組みについて知らなければいけない。

そうした知識の事をコード進行や、コード理論という。
コード進行やコード理論についていの知識は奥が深いが、基本的な仕組みだけで言えば、ダイアトニックコードとトニック・サブドミナント・ドミナントについての知識があれば、伴奏は作れるようになる。

初めて聞く音楽用語だから難しそうに感じるかもしれないが、ダイアトニックコードは、キーの主音から始まるメジャースケールの音の上に、三度音程で音を積み重ねて作られるコードの事で、トニックは主音のコード、サブドミナントは第四音のコード、ドミナントは第五音のコードだ。

これらのコードには、それぞれ次のコードとして移動しやすいコードがあり、そのコードに移動する事でコードの繋がりが自然になる。
逆に、移動し辛いコードへ移動させると、違和感が出る。
このコードの移動する組み合わせによって緊張感を出したり、安心感を出す事で伴奏全体の雰囲気を作り上げていく、という訳だ。

3Dアニメーションを作るのは、かなり特殊な技術が必要と思われがちだが、実際には意外とそこまでの知識は必要ない。
特にMikuMikuDanceという無料の3Dアニメーション作成ソフトを使う場合には、ほとんど専門知識もなく3Dアニメーションが作れる。

MikuMikuDanceというのは、ミクミクダンス、またはMMDと略されて呼ばれるソフトで、3Dのモデルファイルを読み込んで、そのモデルファイルに動作を付けるためのフリーソフトだ。
このソフトであれば、読み込んだ3Dモデルファイルのボーンと呼ばれる関節箇所の角度や位置を調節するだけで3Dのモデルに動作を付ける事が出来る。

3Dのモデルファイルは無料でダウンロードする事が出来て、初音ミクや鏡音リンといったクリプトンフューチャーでお馴染みのボーカロイドキャラクターなども3Dモデルとして使う事が出来る。

3D素材を作るならBlender(ブレンダー)

ただ、MMDの場合、自分が作りたい3Dモデルを作る事は出来ない。
あくまで、MMDは3Dモデルに動作を付けるためのソフトだ。
なので、3Dのモデル自体を自分で1から作る場合には、別の3D作成ソフトを使用するしかない。

3D作成ソフトにも無料で使えるソフトがある。
その1つが「Blender」(ブレンダー)というソフトだ。
このソフトはオープンソースのフリーウェアであり、様々な機能を備えた3D映像作成ソフトだ。

この Blender で3D素材を作成して、MMDでモデルファイルとして読み込めば、1人でも色々な3Dアニメーションを作る事が可能となる。
ただ、Blender を使用するには、多少、専門的な知識が必要になるので、もし、Blender で3D素材を作りたいなら、ある程度は3D映像に関しての知識を学ぶ必要がある。

ボーカロイドが一般的に知られるようになったのには、DTMを始める人が増えたことが要因だろう。
DAWソフトの性能が向上して、DTMでもプロのクオリティーの曲が作れるようになったので、1人で作曲活動を行う人が多くなった。

ただ、1人で作曲する場合、作曲している本人が歌い手でないのであれば、ボーカルの声をどうしたいいかという問題が発生する。
そんな時、使い始めるのがボーカロイドのような歌声合成ソフトだ。

歌声合成ソフトというのは、予め録音されたオーディオデータを調節状態によって結合させたり、オーバーラップ箇所をフェードイン・フェードアウトさせたりする事が出来るソフトで、ボーカロイドも歌声合成ソフトの1つだ。

歌声合成ソフトには無料で使う事が出来るものもある。  無料の歌声合成ソフトには、

  • Synsy (シンシー)
  • NEUTRINO
  • CeVIO Create Studio
  • UTAU (うたう)

といったものがあるが、この中で個人的に利用を勧めたいのは「UTAU」という歌声合成ソフトだ。

多くの音源が無料配布されている

無料の歌声合成ソフトの中で、「UTAU」の利用をおススメするのは、多くの有志の人たちが無料の音源ライブラリを配布しているからだ。
UTAU は、開発されてから年月がたっている事もあって、多くのユーザーがいる。
そのため、音源ライブラリの数も他の歌声合成ソフトと比べてダントツで多い。

音源ライブラリと言うのは、「あいうえお」といった五十音などの発音が録音されたファイルのまとまりの事で、歌声合成ソフトでは、その発音のファイルを元に歌声を合成して作り出す。

UTAU には、色々な声質の音源ライブラリが豊富にあるので、様々な色合いのボーカルを作る事が出来る。
こうした理由から、無料で利用可能な歌声合成ソフトの中で「UTAU」の利用をお勧めする。

連続音一括設定プラグインは必須

UTAU の音源ライブラリには、単独音と連続音という2種類のタイプがある。
単独音は、シンプルに五十音などの発音が録音されたファイルのまとまりだ。
それに対して、連続音というのは、前の発音と次の発音の結合を滑らかにするために、発音の前に母音の音が含まれる発音も録音されているファイルのまとまりになっている。

UTAU を使うのであれば、まず間違いなく連続音音源を使用した方が良いだろう。
単独音音源だと、歌声がかなりカクカクしたボーカルになり、ロボット感が強くなるからだ。

また、連続音音源を使う場合には、UTAU に「連続音一括設定プラグイン」というプラグインをインストールした方が良い。
「連続音一括設定プラグイン」は、連続音音源の前後の発音を一括で滑らかにつなげる事が出来るプラグインで、このプラグインを使う事でUTAUでの編集作業がかなり楽になる。

なので、無料の歌声合成ソフトでUTAUを利用するなら、UTAUをインストールした後、「連続音一括設定プラグイン」のインストールも行っておくことをお勧めする。

パソコンで作曲ソフトを使って曲を作りたいのであればReaperというDAWを使うと良いと思う。
Reaperは無料のDAWの中でも使用方法についての説明を行っているブログなんかも多いし、初期設定をするのも簡単だからだ。

ただし、DTM初心者の人の場合、Reaperは、五線譜で作曲できるタイプのソフトではないので、MIDIの使い方についても学習しないとReaperを使い事は出来ない。
あと、Reaperを使う場合には、その他にも色々なソフト、主にミドルウェアをインストールしておく必要がある。

ただ、Reaperを使う時に必要なミドルウェアのインストール方法についての解説サイトも多くあるので、それらのサイトを見ていけば問題なく作曲活動を始められるようになるだろう。

VST規格のプラグインに対応している

Reaperという無料のDAWソフトを使う場合、通常、プラグインと言うソフトを使ってピアノやバイオリンとかの音を鳴らす。
Reaperに限らず、DAWソフトの場合、ほぼほぼプラグインを使う。

プラグインと言うのはDAWソフトで読み込む事で、DAWソフトの機能の一部として使うタイプの音源ソフトだ。
このプラグインにはいろいろな種類があって、「規格」というもので種類が分けられる。

プラグインの規格には

  • VST規格
  • AU規格(AudioUnits)
  • AXX

などの種類がある。
DAWごとに使える規格が異なっているので、使っているDAWに合わせてダウンロードするプラグインの規格を選択する。
Reaperでは、VSTという規格のプラグインに対応している。
VSTという規格のプラグインは無料のものも多くあり、インターネット上で配布されている。

Reaperで無料のプラグインなどをインストールして使う方法については下記のサイトを参考にすると良い。
パソコンで無料の作曲ソフトを使ってDTMを始める初心者向けのサイト

Reaperを日本語化する

Reaperは無料で使えるDAWソフトの中でも、かなり性能が良い方だとは思うが、海外のDAWソフトという事もあって、インストールしたばかりの初期状態だと、メニューバーや各種ボタンの表示が全て英語表記になっている。

英語が読めるなら問題ないが、音楽的な専門用語も多く使われているので、日本語表記になるように、Reaperの日本語化パッチをインストールした方が良いだろう。
日本語化パッチはネットで配布されているので、検索すればすぐに見つかると思う。
インストール自体はシンプルで、Reaperをインストールしたフォルダに日本語化パッチを移動させ、ファイルを実行するだけだ。
しかも一瞬でインストールが完了する。

YouTubeが流行った事で、動画編集を多くの人がやるようになった。
アプリでも簡易的な動画編集が出来るものも多くある。
ただ、やっぱりスマホ自体のスペックがデスクトップパソコンで比べるとそこまで良くないので、スマホのアプリで出来る動画編集は限られている。

より本格的に動画編集をやりたいのであれば、デスクトップパソコンでやる方が良いだろう。
動画編集ソフトは安いものから高いものまでピンきりで、より本格的な動画を作りたいなら数万円のソフトを購入する事になる。

ただ、YouTubeやニコニコ動画といった無料の動画投稿サービスに投稿する目的の動画であれば、そこまで高いクオリティーの動画でなくても問題ない。
実際、YouTubeやニコニコ動画にアップロードされている動画の多くは、かなりシンプルな動画編集だけとなっている。

YouTubeやニコニコ動画に投稿されている動画くらいの編集であれば、「AviUtl」(えーぶいあいゆーてぃーえる)という無料の動画編集ソフトを利用した方が良い。
AviUtl では、動画編集に必要な映像のカット、移動、コントラストの設定、テキストの挿入など、基本的な編集は全て行える。

ただし、テキストの挿入や、コントラストの設定などの編集を行うためには、「拡張編集Plugin」というプラグインをAviUtlにインストールする必要があるので、AviUtlをインストールしたら、とりあえずは「拡張編集Plugin」をインストールしておこう。

スクリプトをインストールする事でハイクオリティーな編集も可能

AviUtl の素晴らしいことは、機能を拡張するためのプラグインが豊富にある事だ。
しかも、全て無料で手に入る。

AviUtl に様々なスクリプトをインストールすれば、数万円するような市販の動画編集ソフトと何ら変わりないクオリティーの動画を作成する事も可能だ。

AviUtl のスクリプトをインストールするには、まず、AviUtlのインストールフォルダに「Plugins」というフォルダを作る。
そして、その中にダウンロードしてきたスクリプトのファイルを移動すれば、スクリプトのインストールは完了する。