回復キーの確認を忘れずに!
最近のWindows 11のアップデートにより、家庭用や個人用のWindows Home Editionでも自動でディスク暗号化(BitLocker)が有効になることが発表されました。これまで一部の上位エディションに限られていた機能が、一般ユーザーにも影響を及ぼすようになったのです。
そのため、回復キーの管理と保存がこれまで以上に重要になります。
■ 回復キーが必要になるのはどんなとき?
BitLockerによるディスク暗号化が有効な場合、次のような状況で回復キーの入力が求められます:
- Windowsアップデート後にエラーが出たとき
- セーフモードやセキュリティ異常の検知時
- BIOSやTPMなどの設定を変更・更新したとき
- パソコンのハードウェアを交換したとき(SSDやメモリなど)
回復キーがなければパソコンを起動できず、保存されたデータにアクセスできなくなるおそれがあります。
■ ディスク暗号化のメリット
- 紛失・盗難対策になる
データが暗号化されているため、万が一パソコンが盗まれても中身を読み取られにくくなります。 - 廃棄時の情報漏洩を防止
データ復元対策としても有効です。 - 操作不要で自動的に作動
ユーザーが意識しなくてもバックグラウンドで動作します。
■ デメリットにも注意!
- マルウェア対策にはならない
ログイン状態では暗号が解除されるため、ウイルスやマルウェアには無防備です。 - 古いパソコンでは動作が重くなることも
特にHDD搭載モデルなどでは、パフォーマンスが低下する可能性があります。 - 回復キーを失うと致命的
回復キーがなければ、暗号化されたデータを復元することはできません。
■ 「暗号化のメリットを感じない」と思ったら?
以下のような場合は、暗号化をオフにすることも検討できます:
- 自宅での使用がほとんど
- 大事なデータは保存していない
- 動作が遅く感じる
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」から無効化することが可能です。
ただし、無効にする前に回復キーを必ず確認・保存しておきましょう。
■ 回復キーの確認・保存方法
【Microsoftアカウントでログインしている場合】
- Microsoftの回復キー管理ページにアクセス
- アカウントにサインイン
- 対象のPCの回復キーを表示 → 印刷または安全な場所に保存
【ローカルアカウントでログインしている場合】
- 「コントロールパネル」を開く
- 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブ暗号化」
- 「回復キーのバックアップ」→「印刷」または「ファイルに保存」
- USBメモリや紙に印刷して安全な場所に保管
■ 最後に:安全なパソコンライフのために
BitLockerは便利なセキュリティ機能ですが、そのリスクも理解したうえで使うことが大切です。
特にWindows 11 Home Editionをお使いの方は、今後のアップデート(バージョン24H2)で暗号化が自動で有効になる可能性があります。
✅ 暗号化状態の確認
✅ 回復キーの保存
✅ 暗号化の要否の判断
これらの対策をぜひ今のうちに行って、安心してパソコンを使い続けましょう。
