
「VPSをWindows7で使ってみました」の続きです。
もうすぐWindows8が出荷されます。
一方、レガシー・アプリケーションが動かすために、古いWinodws XPパソコンの代替機を用意するのは、増々難しくなって来ました。
Windows XPを、古いパソコンを動かす代わりに、VPS上の仮想マシンで動かせば、故障の心配や、新しいパソコンでWindows XPのアプリケーションが利用できるか悩まないで済みます。
お名前.com VPSでWindows XPのインストールを試してみました。
今回は、上級者向けのお話しです。
お名前.com VPSの初期セットアップは、標準OS(CentOS)で行われます。Windows XPのインストールは、OS再インストール(カスタムOS)で行います。
導入には、つぎのものが必要です。
1.Windows XPの導入用DVDもしくはCD-ROM
2.VirtIOドライバー(准仮想化デバイスドライバー)
3.「F6回避ツール」
4.DAEMON Tools Liteなどの仮想CDツール
5.CyberduckなどのSFTPツール
お名前.com VPSでは、仮想フロッピー・ディスクが利用できないので、あらかじめ、KVMのVirtIOドライバー(准仮想化デバイスドライバー)をWindows XP導入ディスクのisoイメージに組みます。
「F6回避ツール」というソフトを使用して、VirtIOドライバーを組み込んだWindows導入ディスクのisoイメージを作成しました。
「F6回避ツール」を起動し、「CDドライブやDVDドライブを指定する(C)」でWindows XP導入用のCD-ROMあるいはDVDを選択します。
次に、作業用フォルダとして、例えばc:\tmpのように、「作業フォルダのパス名(W)」を設定します。
「デバイスドライバ」のタブを選択し、VirtIOドライバーを一覧に追加します。
VirtIOドライバーは、virtoio-win-0.1-30.iso をDAEMON Tools Liteでマウントして、必要なドライバーの入ったフォルダーをvirtoio-win-0.1-30.isoから取り出しておきます。
Windows XP で必要なドライバーの入ったフォルダーは、つぎの2つです。
1.\XP\X86
2.\WXP\X86
「フォルダを指定してドライバを追加(F)」すると、全部で4つのドライバーが追加されます。

最後に、ISOイメージファイルを作成して保存します。
作成したWindows導入ディスクのisoイメージを、SFTPでアップロードします。
VPSのディスク構成等、VM設定を行い、作成したWindows導入ディスクのisoイメージをCDとしてマウントし、VPSを起動し、Windows XPの導入を行ないます。
導入後は、セキュリティーリスクを避けるために、直ぐにWindowsアップデートを繰り返し行ない、最新版にしておきますが、
Windows XPでは、Windowsアップデートを行なう場合にも、アクティベーションが要求されます。
一通りのセットアップが終わるまでは、やり直しの可能性を考えると、回数に制限のあるアクティベーションはしたくありません。
幸いなことに、アクティベーションを行わなくても、自動更新は行われていました。

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