[プログラミング教育] 創造力とは何か (2/3) | _

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  なぜ、最近の創造力が重要なのか?

 

人間が生きる世の中では、どんな時代でも「問題解決能力」が重要であった。 工場時代以前は、不足する物資を大量生産してこそ、社会的な問題を解決できる時代であり、長時間、地道な労働の価値が非常に重要であった。 したがって誠実な人、一生懸命勉強する人が、この時代の代表的な模範生あるいは問題解決型人間だった。

しかし、物資があふれる豊かな時代には、モノを作ることは相対的に重要ではなくなってきている。 そして、モノを作る作業のほとんどが自動化され、昔のように真面目な人がいなくても、より多くの物を生産している。 反面、このように物資が豊かになり、人々のニーズはますます多様化、個性化、高度化している。 したがって、従来の単純反復的作業と大量生産体制では、もはや人々の欲求を満たすことができない時代が到来したのである。

したがって、今日の市場は、価格自体は以前より安く、個々の顧客の個性と多様性を反映した製品とサービスを提供しなければ生き残れないようになってきている。 そのようなニーズに合わせるには、もう従来の生産体制と作業方式では手に負えない。 そして、柔軟でも速くもない人々が作業する環境の中では、以前より価格が安く、すべての顧客の個性を合わせてくれる、多様な製品とサービスを生産できなくなっている。 市場と需要構造の変化により,もはや人間が仕事に就けない分野が急増している.

このように多様化、個性化を追求する産業現場のほとんどを、情報通信(ICT)資源と技術が人間の役割を担うことになる。 言い換えれば、ソフトウェア技術が組み合わなければ、価格は以前よりも安く、多様な顧客の個性を合わせる製品やサービスが作れなくなってきている。 そのため、そそのような変化に追いつけないと、以前はうまくいっていた会社も、しっかりしていた職場や雇用もある日必要がなくなり、最近は破産や失業などの問題が日常茶飯事になっている。

したがって、今日において最も切実に必要な「問題解決能力」は、かつての工場時代とは異なり、人々の日常生活に必要なものを安価でありながら、個々人の好みや個性に合わせて作り、サービスをするという要求が、世界のあらゆる場所と様々な領域で急増している、まさにその問題を解決しなければならないということである。

そのため、以前の工場時代の硬直した生産道具や古い作業方式では、こうした問題を絶対に解決できない状況に直面している。 こうした問題を根本的に解決できる技術であり、ツールがソフトウェアといえる。 ICT資源とソフトウェア技術は、人類が発明した最も汎用的な仕事処理ツールであり、問題解決手段である。 すべての産業と業種、業務領域と用途、そして職種と職位の人々が使用する道具である。

特にソフトウェアは、今まで人間が使ってきたどの生産手段やツールよりも効率性に優れたツールである。 速く、楽で、安いという観点から、従来の道具より、小さくは数百倍、多くは数百万倍以上効率的な場合が多い。 従って、あることにソフトウェア技術の効果を一部だけ活用しても、従来とは比較できないほど高い成果を上げることも多く、たとえこの技術の良さを十分に理解して活用できなかった場合でも、一旦ソフトウェア化を実現すれば、従来のアナログ作業方式と比べて数十倍、数百倍の効率的な場合が多い。

それでソフトウェア技術が、今日では世界で最も重要な技術となったのだ。ソフトウェアは、このように地球上で最も安価で無限に豊富なICT資源を活用して、ある問題を実際に解決したり、あることを処理したりする技術であるからである。 そのため、ここ数年、世界の全ての国でプログラミング教育の重要性が叫ばれ、実際に全ての国民を対象に教育を行うソフトウェア普遍教育の政策の施行を加速化させているのである。

 

 

  ところでどうして, このごろ創造力が重要なのか?

 

今日の創造力という意味は、「これまでにないより良いものを作り出す能力」という辞書的な意味や、古典的な意味よりはむしろ、何事も問題を解決する上で、ソフトウェア技術を活用する、新しいアイデアの度合いを創造力と考えているようだ。

前述したように、ICT資源は、地球上で最も安価で、かつ無限に豊富であり、極めて優秀な人類共用資源である。 この技術を、ある問題に適用すると、以前のアナログ時代にある生産手段や道具、あるいは先進的経営手法よりもはるかに高い生産性をもたらす。あるものにソフトウェア技術を組み合わせること、ソフトウェア技術でその問題を解決すること自体を、創造力があると評価されるほど創造力というと、ソフトウェア技術とICT産業を思い浮かばせているのである。

 

そのため、そのような創造力の象徴的成功事例を見ると、アップルのiPod(ウォークマン)、iPhone(パソコン)事例、グーグル Search Engine(百科事典、広告板)事例、 フェイスブックのコミュニケーションと共有事例、グルーポンの団体購入(割引クーポン、セール売場)事例など、今の時代に成功した企業のほとんどがソフト技術を活用して、あるいは、便利なサービスを利用している。

この時代に成功した企業のほとんどがソフトウェア技術を活用して、世界を安く楽しむようにしたり、以前まで絶対にできなかったサービスを実用化させることが、主流になっている。

結局、この世がどのように変わろうが、人間が生きる社会では常に多くの問題が発生し、その問題を解決していくことが、人類が生き残る生存戦略であり、人類の発展史であるといえる。 したがって、いつの時代においても求められる最も重要な能力は「問題解決能力」であるといえる。

モバイル時代の到来に伴い、ICT資源や技術が豊富かつ普遍的になりすぎている今日では、モバイルICT資源を基盤としたソフトウェア技術とは、従来とは異なるツールで問題を解決する方法を見出すことを創造力と考えることが多い。 結局それはICT を基盤とするソフトウェア技術、すなわち問題解決のため、どんなソフトウェアを作るか(マクロ創造力)、さらにはそれをどう作るか(ミクロ創造力)という問題が、創造力に帰結した場合が多い。

 

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