千葉県の平均気温は1981年から2010までの30年間で15,7℃。
とはいえ、真夏の最高気温は38℃近くにも達しますし、真冬は氷点下3℃にもなるので、温度差は40℃以上にもなります。
気象庁WEBサイト千葉県の過去の気象データ参照
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=45&block_no=47682&year=&month=&day=&view=p1
それほど夏は暑く冬は寒くなるのに、地下3mくらいの平均温度は、1年を通じて約15℃で安定しているのです。
そんな温度変化がない地中に、煙突やパイプのような空気のトンネルを作って15℃の空気を建物内、または壁や床などを通してサーキュレーターのように循環、室温を平準化させたり、建物の基礎を通常の基礎より深く3m以上掘り下げて、地中熱を建物の下部から輻射熱として建物内に取り込めるようにしたりする地中熱空調システム。
大手から中小企業まで様々なアイデアや施工法が開発されています。
また、一般住宅だけでなく、オフィスビルの全館空調にも採用されています。
首都圏でも真冬には深夜・早朝に氷点下となる日がありますし、6月から9月頃までは日中の最高気温が30℃を超える日もありますから、地中熱を利用するこの空調システムは、温度差を軽減させる省エネルギー対策としてはかなり有効です。
せっかく建物内に蓄えた熱(暖気も冷気も)を、屋根・壁・床・窓といった外部の温度差に影響を受けるところがしっかり熱を遮断しないと、夏は暑さを、冬は寒さを取り入れてしまい、省エネルギー効果を無駄な消費にしてしまうのです。
屋外で焚火やキャンプファイアーをしている時でも、炎の方に向いている側は熱くても、背中は寒いままですが、テントの中でランタン一つを使うだけでも、テントの中は外部より暖かくなるのと同じです。
いかに外気温との変化に熱を奪われないようにするか、というところが重要になるのです。
(2)につづく