意外と高い水道料金 | SDGs エコに効くブログ

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毎日の生活はもちろん、家庭でも仕事でもなくてはならない水。

 

特に暑さが厳しい夏は、庭や玄関先に水撒きをしたり、子どもがいる家庭では1日に数回シャワーを浴びたりするなど、家庭でも出先でも水道使用量は増える事でしょう。

 

井戸や湧水を利用しているような一部の地域を除けば、一般的には都道府県や市町村が管理している公営水道を利用しますが、水道料金と下水道料金、または浄化槽の点検・洗浄といったメンテナンス費用を合わせると、水がタダではない事がわかります。

 

ただ、日本国内ではあらゆる公園や公共施設等でも自由に無料で水が使える環境にあるので、水を無駄にしない、節約しようという感覚は薄いのかもしれません。

 

そんな上下水道料金も、全国900近くの自治体等料金などで比べてみると、調べてみると地域間の格差がかなり大きいのです。

 

仮に、水道口径20mm、1か月の使用量が20㎥で計算すると・・・

 

全国一水道料金が安い山梨県笛吹市では640円(下水道料金1,890円)。

全国一水道料金が高い北海道夕張市では6,657円(下水道料金4,880円)

 

その料金差は10倍以上です(20147月時点)

 

全国一下水道料金が安い埼玉県戸田市では756円。

全国一下水道料金が高い秋田県湯沢市では6,358円。

 

と、その料金差は8倍以上です(20147月時点)

 

とはいえ、上下水道料金をそれぞれ別の地域で契約できるわけではありませんから、あくまでもこれは参考値ですが、上下水道料金を合わせて1㎥当たりの上下水道料金を計算すると、1分間でどれ位の水道料金を支払っているのかが分かります。

 

蛇口を開けた時の平均的は吐水量約10Lを1分出し続けた場合、1分間当たりの上下水道料金は、山梨県笛吹市で約2.5円、北海道夕張市では約11.5円と、4倍以上の価格差があります。

 

公共上下水道は、水道管工事の新設や補修・保守管理・機械類の設備更新といった費用も必要ですし、水道料金収入で賄えない部分には税金の投入があるのですから、料金が高いからといって美味しいわけでも、衛生面で優れているわけでもないところが、公共料金の価格設定が難しいところなのですけど。

 

高速道路の延伸と同じで、街や道路の開発と共に上下水道管の新設距離が延びても、古くなった上下水道管の沿線に利用者が1人でもいれば撤去する事などないので、維持管理費用ばかりが増える悪循環。

 

補修や維持管理費用ばかりで、とっくに寿命が来ている筈の古くなった上下水道管を新しく入れ替える工事も予算不足で遅れがちです。

 

要望があったから作ったという事にして、どんどん積み重なって高くなっている維持管理費用は、受益者負担や税金で払ってもらおう?と考えているのでしょうか。

 

分かっていても止められないそんな無駄が指摘される行政の取り組みを、本来は住民を代表して行政や次金の使い方を精査する役目を担う首長や議員などの政治家を、しっかり選挙で審判していない住民の怠慢なのでしょうね。

 

参考までに、全国の公共料金を比較する、生活ガイドというWEBサイトにある、行政データランキングを見てみると、自分の住む街の行政サービス料金を比較する事ができます。

http://www.seikatsu-guide.com/

 

行政サービスというのは、住民が自分たちの支払っている税金を使って受けている様々な公的支援ですから、サービスというのは名ばかりで無料ではないのですけど。

 

行政の情報開示だけではわからない、行政コストの個別棚卸しも行って欲しいですね。

 

話を戻しますが、もちろん、子ども達が利用する保育園・幼稚園・小中学校や、お年寄りが利用する介護施設などの公共施設を含めて、衛生面からみるとしっかり手洗い等で洗浄する事は重要です。

 

それでも、1回1回の使用時間を、ちょっとした手洗いの際に蛇口を閉めて流しっ放しにしないだけで無駄水が相当節約できますので、手洗いや歯磨き時の節約習慣は子どものころから身につけておきたいところです。

 

参考までに、東京23区の上下水道料金は、1か月20㎥使用すると約4,794円。

私の住む千葉市では、5,005円です(20147月時点)

 

1分間10Lの吐水量(標準的な吐水量は10~13Lです)の水道を使用すると、1分あたり約2.5円の水道料金を支払っている計算になります。

 

つまり、家族4人の家庭で、1人が1日1分、歯磨きや洗顔時に無駄な蛇口からの流しっ放しを止めるだけで、1日10円、年間3,650円の上下水道料金節約になるのです。

 

普通預金の利息が、円の単位では算出できない厘や毛という現在の低金利事情を考慮すると、普段ちょっと気を付けるだけの簡単な習慣で改善できる、塵も積もれば・・というこの節約バリューはバカにはできません。

 

これが、もっと使用量が多い飲食店や宿泊・レジャー施設などの事業者になると、同じ様に節約をする事は利用者であるお客さん相手なので難しいのですが、その事業所全体で節水対策を行う場合は、対象施設の水圧や水量等に応じた適切で効率良い節水バルブや節水シャワーなどを使用することで、使用感が悪く感じる水圧は落とさず、吐水量のみ少なくする対策を講じる事が十分に可能です。

 

これだと、利用者にも従業員にも強制することなく普段通り使用しているだけで、効率的に節水が可能になります。

 

概ね、飲食店やスーパーマーケットでは15~20%の節水対策が可能です。

 

水道使用料金が気になる夏場だからこそ、節水対策も考えてみては?

 

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