既に金融機関では新規口座獲得のため様々なキャンペーンが始まっている、新しい少額投資非課税制度「NISA」
細かい仕組みや解説は、金融機関のパンフレットや金融情報誌に掲載されているのであえて書きませんが、年間100万円までの元本と運用益が非課税となることは、新聞・雑誌などのメディアで特集が組まれる程注目されているので目にする機会も多いでしょう。
NISAについては政府広報オンラインを参照
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201306/3.html
これは、政府が2014年1月から、長年に渡って優遇されていた株式売却益の課税率の軽減措置を、10%~20%へ本来の税率に戻されるタイミングで行われます。
(復興税を加味すると、10.147%~20.315%になります)
とはいえ、現在保有している株式をそのままNISA口座には移動できないので、同じ株式や金融商品を保有する場合でも、一旦換金後に資金を移動した上で新たに購入するという手続きが必要です。そうなれば当然売買時の手数料も必要です。
つまり、長期保有する、またはその予定がある株式や長期間積立てしながら資産運用するような資金や金融商品には馴染みません。
しかも、5年後には換金するか、改めて購入時価額でNISA口座に移管しなければならないのですから、5年かそれ以内で売却、しかも利益が出るような金融商品で運用しないと、面白みがありませんし、後で難しい選択する事になりかねません。
特に購入時より売却時に損失が出る場合は深刻です。
NISA口座は、利益には課税されませんが損失に対しては何の優遇策もありません。
一般の株式売買のように、1年間を通じて、売却利益があった場合は一時所得に課税され、売却損失は3年間まで遡って損失を所得から控除といった制度が使えないので、頻繁に売買するような株式でこの口座を使うのは不向きですから、貯金のように5年を限度に預けておく余裕資産の運用の選択肢の一つとして、あまり損失リスク(可能性)が少ない金融商品のメニューから考えておいたほうが賢明です。
日本国内は2020年の東京オリンピック開催に向けて、株式を含めた相場は上昇傾向にあるとは思いますが、あくまで株式などは元本が確定していない“投資”です。
好景気だって倒産する企業はたくさんありますから、株式や投資商品等が紙くずになる事も覚悟の上で、熟考をオススメします。