昨年も地震や豪雨に大規模火災など災害による被害が各地で起きましたが、被災者から聞こえる声は、電気ガス水道といったインフラの復旧と食料、住居に対する不安です。
被災した時に停電や断水などで集会所や公民館や学校などへ一時避難したり、移動せず自宅で避難している時に頼りになるのが各種防災グッズです。
今や防災グッズもパッケージ化されていて、防災バッグや防災リュックなどが販売されていますが、中身をよく吟味してみないと各家庭の家族構成や状況を考慮している訳ではありませんから、必要なものは何か、足りないものはないかを想定してみる事は重要です。
衣食住と衛生面を、少なくとも3日から1週間はしのげるような準備をしておくことをおススメします。
例えば、家庭に乳幼児がいるならおむつや粉ミルクのストックが無いと困りますし、使用済みのおむつや生理用品などをすぐに処分できない場合に、密封できるビニール袋等もある程度は必要になるでしょう。
水が使えない場合に手指を衛生的に保つウェットティッシュも、消毒という観点ではアルコール分を含んだ方が良いのですが、含んでいない方が多用途で使えるので、消毒用スプレーを併用する方が使い勝手は良さそうです。
防災グッズのセットには乾パンなどが入っていますが、残念ながら乳幼児向けはないので、離乳食などのストックも考えなくてはなりません。
大人も含めた防災食は、常温保存ができて加熱や加工をしなくてもそのまま食べられるものが良いので、長期保存できる防災食も良いのですが、かなり高価なので、賞味期限切れまで食べずに終わってしまうともったいない事を考えると、普段食べているレトルト食品や缶詰で代用できるならその方が良いのでは?
行政が防災食として税金で購入している市販の普通のレトルト品に比べて3倍から5倍する高価な長期保存可能な防災水や水を注げば食べることができるアルファ化米などの防災食は、期限切れが近づくと防災イベント時に無償で配ったり試食会にするなど、本来の目的に使われずに消費してしまう事も少なくありません。
家庭で用意するなら、普段の買い物で調達できて日頃の食事メニューで消費できて、在庫が減ってきたら補充する事で、普段の食料品が防災食になるレトルト食品や缶詰を備蓄し在庫管理をしておけば良いでしょう。
これがいわゆるローリングストックです。
10年位前から推奨されていますが、ここ数年でようやく認知度が上がってきたようです。
賞味期限もレトルトのパックご飯は1年くらいありますし、缶詰に至っては1年以上は当たり前にあります。
本来は加熱して食べるパックご飯も、少量の湯煎で温める事も出来ますし、停電時に電子レンジが使えなくてもふたを開けなければ湯煎で十分美味しくいただけます。
家庭用のカセットコンロがあれば、ある程度お湯や加熱調理ができますから、数千円で買えるカセットコンロを買っておくことも防災になります。
数十年前はキャンプ用品のコンロといえばホワイトガソリンを燃料にしていましたが、今はカセットボンベの方が主流みたいですから、これらのキャンプグッズは便利に代用できます。
停電時に有効な家庭用のポータブル蓄電池や住宅用蓄電池も徐々に普及していきましたし、EV(電気自動車)から電源を取ることも可能になってきましたから、停電時の対応も工夫次第です。
ガソリン車やディーゼルエンジン車でも、シガーソケットなどからAC変換アダプタを介せば、100Vの家電品を動かすことができますから、自宅と車庫が近くならエンジンをかけてこのアダプタと車から家の中までの延長コードを使って150W程度まで電気製品は使えます。
被災したら自分たちは何で困るのか普段から考えてみては?

