音楽なんて必要ない


私は ただ 踊るだけ





赤いドレスを身にまとい


赤いハイヒールを履いて





私は踊る


たとえパートーナがいなくても





音楽は幻聴でかまわない


リードしてくれるのは 望んだこともない理想の紳士





足は絡まらない


ドレスのすそは 軽やかになびく




踊り続ける


いつまでも いつまでも




だって 夜は終わらないから


もうこの世界に 夜と 朝の 区別がないから





踊り続ける


終りのないワルツ


踊り続ける


舞踏会は 終わらない





赤い靴が私を躍らせる


赤いドレスが 私を躍らせる





踊るわ


この舞踏会場が 誰かの掌の上でもかまわない





踊っていたいの


ただ それだけ。

今日が終わる前に 叫びたい


訪れるはずの明日に 今日の垢を残さないために




ぼくは今日、罵声を飲み込んだ。


ぼくは今日、すれ違った人を少し羨んだ。




ぼくは今日、ぼくは今日……。




今日は終わる前に 全部昇華したい


明日が訪れる前に 全部なかったことにしたい





そしたら明日は 微笑えると思うんだ


そしたら明日は 太陽を憎まずにすむと思うんだ




今日のことは 今日のうちに


明日は 今日とはまた、別の日なのだと思えるために




さよなら 今日という日


さよなら 今日に抱いた想いのすべて


もう、「今日」はいらない




おはよう。 


新しい 「今日」 という名の 「明日」よ



 随分と久しぶりに、文学的な本を購入した。
 いくらも偏ったムック本(?)なのではあるが。ちなみに書名は「オフサイド・ブックス56/自殺ブンガク選 名文で死を学ぶ」です。


 コラム的な内容の中に南条あや嬢の名前があったのと、選出されていた作品の中に梶井の「Kの昇天」があったのが購入の理由なのですが。


 取り敢えず、コラムの部分だけ読んでいるのですが。
 芥川の作品性と人間性について論述されている部分で、かなりの打撃を受けました。
 「現代のオタクの走りだった」と芥川を評した記述に、衝撃を受けた。
 リアルと二次元の狭間を行き来し、その中で如何にか自己を保とうとする……。その均衡の中でしか自己を保てない存在として、芥川を評する。
 そのコラムに打撃を受けた。


 創作の世界を貪り、己が表現することにより、何かしらを昇華する。

 私は芥川の作品は殆ど読んだことがないが(むしろ、近代の作家の作品は太宰、梶井、福永くらいしか読んでいない)、非常に興味を覚えた。
 そういった点において、このムック本を手にしたことは有意義だったと感じている。


 そして、久々にラノベ以外の所謂「純文学」という文章に触れて、私はとてつもない安心感に包まれたように感じる。
 自分の根底にあるものを、再認識したとでも言うのか。そんな感じだ。


 原点回帰というのだろうか。
 つまるところ自分は、文学世界の生き物なのだろうと実感した。

 言葉に依る世界。
 言葉の現わす世界。
 言葉の語る、現実と似ているようで、まったく違う世界。

 改めて言葉に触れたいと感じた。

 そこに、自分の求める何かがあるように感じたのだ。


 言葉に囚われている。
 それは間違いがない。

 でもそれで良いと感じる。
 世界と、社会と、言葉と、自分と、他者と。そしてまた、言葉と。

 その中でしか、私は存在しえない。
 そう感じたのだ。



 言葉よ。文学よ。
 滅びるな。

 言葉よ。文学よ。
 私はお前と共に。

 

 
誰が掘ったのか

目の前に 穴がひとつ

ぽっかりと 穴が ひとつ



危ないから 埋めたいのに

穴の周りに 土はない



だから ぼくは、

土を買いに行く。



どうせなら

肥料の混ざった 土を買おう。



いつの日か 穴のあった場所に

何処かから 飛んできた タンポポの花か何かが

咲くと良い



 
終りは 始まりの序章

終りから始まる 戦いがると ぼくは知るだろう


負けられない戦いが 今 始まる

あなたの為に 始める戦いを

どうか見守っていてほしい



あなたは望まないと 言うかもしれない

けれど これだけは 譲れい戦い



ぼくは あなたの 平穏を守る

ぼくは あなたの 安息を守りたい。



終りは いつだって はじまり

戦いは いつの時も なくならない



I'm back ゙house゙.




玄関には 鍵がかかっている

灯のきえた ただの箱




I'm back ゙house゙.

゙HOME゙なんて知らない。




食卓の上には つめたい お皿

ラップの内側には びっしりと 水滴




I'm back ゙house゙.

ただいま、空っぽの箱

 
ぼくは ぼくの中に 深い 深い

穴を掘った



深い 深い穴の中は 真っ暗闇

すべてを のみこむ ブラックホール



口に出しちゃいけない言葉を

誰にも言っちゃいけない真実-コト―を

こっそり こっそり

ぼくは叫ぶ



王様の耳はロバの耳

末っ子ヤギは 柱時計の中



ぼくは昨日 きみを殺した

グサッとナイフを突き刺して


ぼくより重たい きみの亡骸を

ブラックホールに 放り棄てた




ぼくは ぼくの中の 深い 深い

穴を埋めた



深い 深い穴の中は 真っ暗闇

秘密の 詰まった ブラックホール



いつの日か ぼくのカラダが

朽ち果てたとき 芽吹くだろう

秘密の 詰まった

ブラックホール

 

 

夕日に向かって 歩いているわけじゃないんだ

たまたま向かう先が 西だったというだけなんだよ




見古された 青春ドラマみたく

夕日に向かって叫びたいとかじゃ ないんだ




ただ 行く先が 西なだけ

ただ 今の時間が 夕暮れなだけ




青春なんて知らないよ

そんな季節 見たこともないんだよ



ただあたしは 今 夕暮れの街を

西に向かって 歩いているだけ。





春風が みんなあったかくはないと

知ったのは つい最近


見上げた薄い空色に 浮かぶ月が真実

自分では輝けない

太陽にはかなわないんだ



でも ぼくはね

そんなきみが 好きだよ



誰かの ぬくもりを素直に受け止められる

誰かにそれを 返してあげられる



そんな きみが 好きだよ。

 
ネバー ネバー

けっして ない けっして ない



ないない島の Mr.パン


迎えには来てくれなかったね

もう あたしはオトナで

ネバーランドには たどりつけない



ネバー ネバー けっしてない



あなたは今も 永遠のコドモ?

あたしの愛した 永遠のコドモ?



ディアー ディアー Mr.パン



ネバー ネバー 永遠のコドモ。



憧れつづけた ネバーランド

ないない島には 何がない?

ないない島は 何処にもない???



ネバー ネバー

けっして ない。