「Twelve Stops And Home」レビュー | Funny How MUSIC Is...

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洋楽と一緒のこの暮らし。Cardigansのことなら何でも聞いて!Queenも好き。Feelingも温かく見守ります!

かなり聴き込んだのでThe Feelingの「Twelve Stops And Home」のレビューを改めて。

一言で思いっきり言えば、捨て曲なし。

 

まず全体的に、穏やかな人のロック。本人達も「基本シャツ」でスマートにキメているだけあって、好青年の音楽みたいな感じ。
普段着感覚の気取らない音楽の中に、「Queenの後継者」にも納得できるだけのきちんとした核が存在しています。本当にコーラスも豊かで、音楽性も高いです。まだまだ若さか新人風味はあれど、そこが良いのだ。

「I Want You Now」や「Love It When You Call」、「Never Be Lonely」、「Fill My Little World」は爽快なメロディが光って、優しくてキッチュ。かといってすぐ飽きてしまうような安っぽさは全くなし。その世界に浸っていれば絶対に毎日「ちょっとした幸せ」にニンマリしちゃうような健全さが宿るに違いない!

「Kettle’s On」は個性的。最初のベースのリズムに美しいピアノが流れを与え、囁くようなヴォーカルが乗り、途中で一転してメロディアスなロックになって…。Queenの「Get Down, Make Love」とかクラシックのボレロを思い浮かべました。 ベースのリズムが目立つものはちょっと苦手なんだけど、クセになる味。

「Sewn」や「Helicopter」は渋いけれどテンポがよく、聴きやすいです。

「Rose」はゆったりしたバラードで、多分アルバムで一番「美しい」のでは?ピアノでしっとりしてます。

「Blue Piccadilly」は「旅」がテーマの曲だそうです。このアルバムのタイトル「Twelve Stops And Home」が歌詞に出てきますが、これはダンが利用していたロンドンの地下鉄のことだそう。曲も12曲なので辻褄も合う。(けど、日本版は15曲だね。)3拍子とダンの力の入った歌声が印象的。

「Same Old Stuff」がこれまたいい。
馴染みやすいメロディと曲の展開で、すぐに心の中でリピートしてしまう。

遠くにいる誰か、あるいは近くにいるのに心が遠いあの人に語りかけるような歌い方がすごいと思う。
 

「Anyone」と「Strange」は似ていて、テーマが他の人と違ったっていいじゃないかということ。
アルバムの中では力強いロック。
 

好青年の主張たるロック、悲しいことを明るく歌う正統派のポップ。実際にいそうでいなかった存在です。

 

私はネットで入手して手元に実物を持っていないので、日本版を買ってボーナスも聴くつもりです。
思い切ってアルバムを買ってみるだけの価値はあるんじゃないかなと思いますよ。
聴けば聴くほど味が出ます。

Twelve Stops And Home
I Want You Now
Never Be Lonely
Fill My Little World
Kettle’s On
Sewn
Anyone
Strange
Love It When You Call
Rose
Same Old Stuff
Helicopter
Blue Piccadilly
Sun Is Shining(日本版)
When I Return(日本版)
Miss You(日英)

歌詞はこの辺でどうぞ。