今日で6年が経ちました。
6年間の思いを言葉にするのは簡単ではありません。。。
そこで、過去のブログ記事を見てみました。
6年経って、状況は好転しているのでしょうか?
どの年も、過去の良かった事悪かった事を噛み砕いて消化し、未来を明るくしようという決意表明のような感じ。
今は変わっただろうか?
いや、全く変わってません。いつも先が見えなくてもがき苦しんでおります。
嫌なことを我慢し、時に我慢できなくて爆発して後悔し、自分の力量の低さに自己嫌悪に陥り、周りの人に泣きついたり、見えない力に頼ろうと天を仰いだり、世の中のせいにしたり・・・
そんなことが繰り返されています。
だけどこれは、震災が原因ではありません。おそらく、震災がなくても僕は同じようにもがき苦しんでいたようにも思います。
「どうしたら売り上げが伸びるのか、どうしたらまちが良くなるのか、どうしたらみんなが安心して生活できるのか、どうしたら先の心配がなくなるのか・・・」
「自分に何ができるのか? 自分は違う道があったのではないか? 自分はもっとできるはずじゃなかったか? 」
こんな思いが頭をめぐる中、今日この日に書く内容で何を伝えたらいいか沢山考えました。
そこでふと、昨日の“めざましじゃんけん”に映ったかなでくんを見たら・・
この屈託のない笑顔をみたら、気がついたら自分も笑顔になってる!
なるほど・・
「まちのために、人のために、被災地の子供の笑顔のために・・・って頑張ってるみたいな事を言ってきたけど、結局は自分がこの笑顔に癒されてるんだ!」
「まちや子供の未来を明るいものにするために頑張ってるのじゃない。子供が笑ってるから頑張れるんだ。」
僕には子供がおりませんが、気がつけば女川のスタッフの子供たちに、いままでどれほど助けられてきたか。
これから始まる木のおもちゃ作り。
これは、子供たちを笑顔にするためだけのものじゃない!
女川のみんなの気持ちがたっぷり詰まった優しい手触りのおもちゃで、大人が子供に『素敵な笑顔をありがとう』の気持ちを伝えるものなんだ!
そう思ったら不安もぶっ飛び、俄然やる気が出てきました!(≧∇≦)
震災から六年。
これから先の未来が子供たちの笑顔で溢れるように。そして、この町から子供の笑顔を作り、そのまわりの人たちも皆んな笑顔にする。
我々はそこを目指していこうと思います。
小さな復興プロジェクト 代表 湯浅輝樹