これは、元々AKB向けに作ったのが乃木坂に流れてきた説を信じてしまいそうですね(笑)
5期と17の数字、あるいは川﨑桜と17の数字に関連性が見出せない。
AKBは最新が17期生だし、歌詞に”ポニーテール”も出てくるし。
●詞について
聞いてたちどころに情景が思い浮かぶ詞。面白いと思います。
菅原咲月に書くのだったら失恋だけど、川﨑桜に書くんだったら恋愛だよねとはバンドエイドの記事に書いたとおり。
御大お得意の「予定調和は嫌いだ」の理論で「5番目の〇〇」を書かないのは別に構わないけど、
その割に「絶秒の一秒前」とか「17分間」とかやたら時間・数字に縛られてしまっているのはアイデアに乏しいなと感じます。
●曲について
良いと思います。AKBぽいとはちょっと思いましたが(笑)
「好きロック」に同じくイントロが随分と冗長なこと。ひと昔前の曲に聴こえます。
サビの肝心の箇所に「じゅうななふーん」、「すうふんかーん」の単語が来るのはイマイチですね。どうにかならなかったのか。
ボーカルは、今作はあまり上手いとは感じませんでした(笑)
総じてバンドエイド超えはしないかな、と。
●MVについて(監督:横堀光範)
5期生曲には力のある映像作家を毎度充てていますね(笑)
監督名を見ずとも最後まで見終えて「あ、これは横堀さん」と分かる作り。(よく挿入されるフラッシュをたいたような映像など)
「新しい世界」、「キャラバンは眠らない」などやっぱりこの人の映像つくりの癖が出てるなぁと思います。
どんなに映像的な詞があったとしても絶対にその通りの映像にはしない、というのがMV監督のプライドなのでしょうか。
個人的に好きなのは17分間の題字が出るところと間奏のダンスシーン。
カメラ向けの表情が上手いなと感じるのは一ノ瀬、小川ですかね。
いちばんキャラクターが出ていると感じるのは菅原。
全体的に良いと思いつつ
「止まってしまった時を動かす」というテーマは解説を見るまで分かりませんでした(笑)
確かに川﨑桜が終始可愛いのだけど、可愛い以上のものが感じられなくて、
「時を動かすための歯車の最後の1ピースは、絶対に他の誰でもなく、川﨑桜でなければならない(この曲のセンターは川崎でしかありえない)」という説得力は無いのかなぁと思います。
ラストの11人の抱負はズルいと思いつつ、良いなと思いました。