実録!アメリカ大学院留学体験記(その2) | アメリカのスポーツ留学サポートGLED Sportsのブログ

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アメリカと日本を拠点にアメリカ大学サッカー留学や大学高校スポーツ留学などをサポートするスポーツコンサルティング・グループ、GLED Sportsのスタッフがアメリカのスポーツを中心に更新しております。

今回は、まずアメリカのスポーツ事情についてのお話ですね。
アメリカのスポーツは、ご存知のように4大スポーツ(アメリカン・フットボール、バスケットボール、野球、アイスホッケー)が有名ですね。また、NCAAという大学体育を管轄する組織も、アメリカン・フットボールやバスケットボールがテレビ放映と結びつき大きな収益を生み出しています。そして、競技者がお金を受け取るという意味でプロ・スポーツというとNASCAR、ゴルフ、テニス、ストリート系のエクストリーム・スポーツも人気があります。

さらに最近では、ランジェリー・フットボールという女性が下着姿(のように見えるユニフォーム)でプレーするリーグも、男性を中心ににうけています。フィッシングもスポーツととらえれば人気がありますし、ポーカーもスポーツの定義とは別にESPNで良い時間に放送されています。

アマチュアでは、大学スポーツでは上記の種目以外にも、野球、サッカー、バレーボール、ソフトボール、テニス、ゴルフ、陸上、クリケット、体操、スイミング、などなどさまざまなスポーツがあり、優秀な選手たちが奨学金を得ながら活躍しています。ユース・スポーツも全米各地で盛んに行われ、州内や全国規模の大会も多数あります。それぞれのスポーツの具体的な話はまた今度しましょう。

アメリカでは、こういったスポーツを子供からお年寄りまでプレーしたり応援したりするところが、まさにスポーツが社会・地域に根ざした文化といわれるところだと思います。地元の大学のスポーツの試合に行けば、たいてい子供連れの家族か老夫婦がよく見に来ています。高校や地方自治体がスポーツ施設の管理をしっかりしていて、どこでも気軽にスポーツができる環境が日本に比べかなり整っています。

アメリカ人の娯楽に対する出費の大部分がスポーツ関連産業に落とされているのは事実です。アメリカのビジネス誌で有名なSports Business Journalは、2005年のアメリカ国内のスポーツ産業の市場規模は2130億ドル、日本円にして約20兆円と算出しました。
参考資料の原文はこちら

この数字にどこまでの範囲が含まれているかは別にして、相当大きな産業であることは間違いありません。また、スポーツに関するマーケティングなどの学術的なリサーチも盛んに行われ、NASSMという北米の大学のスポーツマネジメント学会というものが存在します。
http://www.nassm.com/

この機関が発表しているスポーツマネジメントを有する大学の格付けは、大学を選ぶ際の参考になるかもしれませんね。
http://www.nassm.com/InfoAbout/SportMgmtPrograms

ちなみにNASSMのリサーチは、あまりスポーツビジネスに直結してはいないので、日々いかにして利益を生み出すかに切磋琢磨している実際のビジネスの現場とは直接的な関わりは薄いようです。

さて、次回は第1章の続きですが、私のバックグラウンドと留学しようと決意した動機、そして留学に向けての下調べと学校選びなどについて書いてみようと思います。

というわけで次回まで、チャンネルはそのままで!