Native and Indigenous People of Northwest in US
約10,000年前、Northwest Coast 北西海岸近くの太平洋に面したこの細長い地区に人々が生活し始めました。この地区は現在のアラスカ、ワシントン、オレゴン、そしてカナダの Yukon や British Columnia まで広がっている地域です。3,000 B.C.までに、この地域の川・半島・半島のまわりに永住する村が作られました。
この地域は気候も穏やかで、大海が近い上に海沿いに豊かな森林が広がっているため、生活するのに不自由なく何でも揃う理想的な土地でした。人々は杉やヒノキや松などの木で、30人は乗れる巨大なカヌーを作り、それを使って、ラッコ、アザラシ、クジラ、貝やエビ、カニ、様々な海や川の獲物の漁に出かけました。特にサーモンは大切な栄養源でよく食べられていました。おとぎ話に登場したり、毎年最初に釣れるサーモンを祝う儀式 First Salmon Ceremony が行われるくらい、生活に密着した食材でした。その儀式では、サーモンが海から川へ無事戻ってくるようにお祈りが捧げられました。
(Britanica kids)
穏やかな気候で、資源や自然の恵みにも恵まれたおかげで、この地区に暮らす tribes は、他の tribes のように動物を追って常に移動し続ける必要もなければ、食物が手に入れられなくて困窮することもありませんでした。よって、作られる住居もその地に永住できるタイプで、たくさんの家族が一緒に生活できるものが作られました。春と夏の間は、多くの tribes が狩猟や釣りや食物の収穫に出かけるため、住居はすぐに建てたり片付けたりできるタイプのものが好まれました。
ceder plank house
(smisonian magazine )
人々が集まると村が形成され、そのコミュニティ内では厳格に構築された社会構造をもとに、集団生活が上手に管理され、より精度の高い村づくりがなされました。
村の村長に近い人物や、たくさん物を所有している人物が、高いステイタスを持つようになりました。所有する品物は、ブランケット、貝殻、動物の毛皮、カヌーなどが好まれました。
(the collector)
Northwest 地区では、豊かな儀式や文化行事がいろいろな形で発展して行きました。この地区で共通して行われたのは potlatch とよばれる伝統的行事です。これは、裕福で経済的に余裕がある人が主催して祝賀会を開いて、コミュニティの大勢のメンバーを招待するものです。トーテムポールの建設完成など、コミュニティの重要なイベントをお祝いするのに開かれました。
Potlach では、会の主催者が自分が持っている品物の数々を贈り物として招待客に配りました。たくさんの食事が振る舞われ、子どもたちには神話や先祖から伝えられて来たおとぎ話が紹介され、会話を楽しみ、ダンスを披露し合います。楽しい時間はなかなか終わらず、数日間にわたって行われることもありました。裕福な者でも、持っている資産財産はコミュティのみんなに配って、独り占めなどはしません。一緒に食事を楽しみ、笑いダンスを踊ります。
Potlatches は、1800年代になってヨーロッパからきた白人の作ったアメリカ政府とカナダ政府によって禁止されましたが、1950年代になってやっとその禁止が解け、現在ではたくさんの tribes がこの伝統行事を引き継いでいます。
potlatch
(New York Times)
Northwestern 地区で興味深いことは、matrilineal という習慣です。tribe 内のClan というコミュニティでは、clan 単位で生活や伝統行事、神聖儀式などが営まれます。matrilineal の慣習に則ると、Clan メンバーは母方Clan からグループが構成されて、住居や所有物は女性がその権利を持ちました。子どもたちへの相続も母親からなされました。
(powwow)
the Tlingit や Haida など多くの tribes は、トーテムポールを家の前に建てることでその地位を示しました。トーテムポールがあるということは、そこに tribe chief や大事なポストにある人たちが暮らしているということです。
トーテムポールはその家族の clan の動物(鷲、熊、鯨、カエル、大鴉、ビーバー、狼など)や超自然な生き物をイメージして作られました。 神話上の鳥で、その翼を広げると稲妻が起こるといわれているThunderbirds はよく見られます。
(elephango)
(Britanica)
この地区の Native American は広範囲にわたる物品取引の経路を持っていて、そのルートは現在のワシントン州からずっと海岸線を渡ってアラスカまで広く普及していました。tribes たちは、この物品取引で互いに豊かになっていきました。取引で人気だった商品は、ラッコやアザラシの毛皮、サーモンなどの干した魚、宝石やアクセサリーや道具を作るのに使われた貝殻、手縫いのバスケット、カヌーなどでした。
(Living Tradition)
1770s にまず smallpox 天然痘が持ち込まれて、その時点で人口の3割が命を落としました。これが最初の Smallpox Pandemic となりました。Native American にとってこのような病気は全く初めてのことで、薬もなければ治療法も分からないまま、病気はどんどん広がり、その後90年の間、smallpox だけでなく measles, influenza, other disease 麻疹やインフルエンザなど様々な伝染病が持ち込まれて行きました。 最初の Pandemic 以降は、1880-1881年に もう一度 smallpox, 1836-1837年に influenza, 1847-1848年に measles, 1862年に再び smallpox といった具合です。この地域の人口の90%が亡くなったと言われています。
このような疫病はどこから持ち込まれたかについては、いくつか myth つくり話があるようです。スペイン人、ロシア人、Great Plain あたりで捕まえた Baffalo から始まって trade されて Northwest に来たと。でも smallpox の流行はヨーロッパですでに何世紀も前からありましたし、15世紀にスペイン人がメキシコへの占領をしに渡った時に smallpox も持って行き、Pandemic が発生、1520年の1年間で人口の40%のメキシコ人が疫病で亡くなっています。ロシアでの流行は18世紀といわれていますから、自ずと答えは出てきます。
イギリス人の記録に、たくさんの tribes との大きな戦いを予想して Northwest 海岸に着いたら、そこにいたのは Tlingit tribe の男性3人女性3人だけで、男性のうち一人はすでに天然痘の症状が出ている状態だったとあります。そんな状態ですから、土地の略奪は易々とできました。
(straightdope)
ブランケット無料で差し上げます、赤ちゃんにどうぞ!
(天然痘の菌だらけだけど、ヒヒヒ☠️)
あら、助かるわ。スペイン人って優しいのね。
(estudiospots)
という噂があるくらい。
Sources:
Robert Boyd, The Coming of the Spirit of Pestilence (Vancouver, BC: UBC Press, 1999), 22-24, 27-30, 34, 36-37, 55, 204-205, 273, 293-295; Menzies’ Journal of Vancouver’s Voyage April to October, 1792 ed. by C. F. Newcombe (Victoria, B.C.: Printed by William H. Cullin, 1923), 29, 53-63; George Vancouver, A Voyage of Discovery to the North Pacific and Round the World … Vol. 2 (London: G. G. and J. Robinson, 1798), p. 229-230, 241-242; Peter Puget, “Log of the Discovery. May 7-June 11, 1792,” Pacific Northwest Quarterly, Vol. 30, No. 2 (1939), p. 198; Robert T. Boyd, George M. Guilmet, David L. Whited, Nile Thompson, “The Legacy of Introduced Disease: The Southern Coast Salish” American Indian and Culture and Research Journal Vol. 15, No. 4 (1991), p. 7-8, 11.
the Northwest Coast 北西部海岸沿いの Native American は、現在もトーテムポールを作ったり、木を削って彫刻を作ったり、伝統的な行事、神聖な儀式、いろいろな工芸品を作って、他の tribes と交流を深めています。
the Puyallup tribe はYoutube のチャンネル(↓)を持ち、自分たちの伝統的な文化を広めるべく the Puyallup powwow などのイベントや native americans へのインタビューなどのビデオを紹介しています。
漁業ビジネスは、Native Americans の関わる中でも特に力が入れられている分野です。The S’klallam tribe と the Stillaguamish tribe は、魚の孵化場の経営をしています。
たくさんの tribes は Canoe Journeys という毎年行われるカヌーイベントに参加しています。これはthe Lummi によって開催されています。
The thunderbird, a spirit being, was a common crest for totem poles like this one.
PHOTOGRAPH BY ANDREA IZZOTTI, SHUTTERSTOCK
Westeast ではありませんが、Native American の remains が戻されました。
Minesota