NAF Facebook でERでのエピソードがありました。
アメリカでは、緊急で医者に診てもらう必要がある場合はERです。
急に具合が悪くなって倒れたとか、ひどい捻挫をしたとか、私のように階段から20段転げ落ちたとか。本人の意思でERを訪ねることもありますが、意識がなかったりするとAmbulance救急車を呼ばれてそのままERへ向かいます。
ケガはともかく、内臓疾患の場合はやっぱりかかりつけの先生の方が安心ですが、アメリカでは事前のアポイントメントなしでは医者に会えません。たいてい1ヶ月先、運が良ければ次の週。だから、緊急でどうしても当日診てもらいたい時は、ER受付に行きます。1時間待つかも知れないし、5時間待つかも知れない。でも少なくとも1ヶ月先じゃない。Covidのひどい頃は、何時間も待つ長い列の様子がTVで映っていました。
ERでは、怪我でも、心臓発作でも、銃で撃たれても、ナイフで刺されてもみんな同じ場所に運ばれるので、命に関わる人から先です。Ambulanceで運ばれたりすると、そのまま治療室に運ばれて、受付や手続きは全て終わった後です。私は背骨と頭のX-rayをまず撮って、折れてないことが分かったら(そこは確認して)あとはベッドに6時間放置されました。部屋から部屋へ移動、廊下の片隅だったり、入り口の脇だったり。
(photo huffpost.com)
まさにこんな感じでした。隣のベッドすぐそこで。
NYC在住者の朗報は、数年前にCityMDという緊急で見てくれるメディカルサービスができたことです。NYとNJニューヨークとニュージャージー。これがドラッグストア並みに街のあちこちにあって、すごく便利です。
私は2度行ったことがあります。Xrayまであって、いつものドクターを訪ねるよりよっぽど便利。予約は取りませんが、そんなに待たないし、最近ではMRI、CTその他も。医者もナースも悪くない。
アメリカの保険システムと医療費は悪名高いですが、このCityMDくらい整ったサービスがあると助かります。治療費は変わらないけれど、待たなくて良いのは大きいです。他の州にもあるかしら。都市には欲しいと思います。
(photo Summit Health)