私の頭の中の消しゴム
この胸にあるもの
時間は過ぎ行く。
振り返るとどんなに美しい想い出も、もうこの手の届く所には存在しない。
けど、目の前に流れるこの時間は、掴める所にある。
過去は変えられないし、もう届かないけど、未来はいつでもこの手の中にある。
時々旅していたときのことを思い出す。
ふと子供たちの顔が、脳裏に思い浮かぶ。
例え毎日食べることにさえ困っていようと、眩しいばかりの輝きを放つ星たち。
それを考えると、一生懸命僕らも毎日生きなきゃいけないと考えさせられる。
人生を楽しむこと。自分の天命を全うすること。
時として近くを見すぎてこの船の行き先さえ見失うこともあるけれど。
それでも、この歩は確実に進んでいる。
だから、その一歩一歩をかみ締めて歩いていきたい。
そして、何よりもいつまでも子供のままで。
ワクワクしながら毎日を過ごして生きたい。
いつもこの胸にあるもの。
世界の中心で愛を叫ぶ
- 世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション
- 世界の中心で、愛をさけぶ/片山 恭一



