適応障害という診断を受けて休職しているとき、
妄想なのか夢なのか分らないけどよく見たイメージがある。
それは底無し穴だ。
直径が5mとも、10mとも思えるような大きな穴が口を開けている。
覗き込んでも底が見えない。漆黒の闇が広がっていた。
落ちたらどうなるのだろう?
と考えると怖くて堪らなかった。
そのイメージを何度も見た。
もう何年もそのイメージは見ていなかったが、
この間、それと同じような穴を久しぶりに見た。
夢だったと思けどよく分らない。
見た時にあの穴だとすぐに分かった。
でも、全然怖くなかった。
あんなに怖かったのにどうして?と思った。
そう思ったのもつかの間、この中はどうなっているのだろう?
と疑問に思って、こんな光景はどうせ現実では無いんだから飛び込んでみようと思った。
そんなことを思ったことにちょっと驚いたけど、そのまま飛び込んだ。
すると、穴に入った辺りで体が浮いて、それ以上落ちて行かなかった。
あれ?
と思って、もう一度飛び込んでみたけど、やっぱり同じだった。
なんだ、怖がることなかったんだ、
と拍子抜けしたのを覚えている。
何であんなに怖かったのか?と不思議だ。
それにしても、飛び込んじゃうというのも凄いなと思う。
怖いものが自分の外に在る訳ではなくて、
自分がそれを怖いと思っているだけなんだ。
だから、何でこれが怖いのか?と自分の中の理由が解明出来たら、自分にとっての恐怖の原因は突き止められる。
穴があっても飛び込むのはあまりお勧めしないかな。