ここしばらく、意識が自分の内側に向いている気がします。
出かけたくなることが減って、
独りで居ても、テレビや動画を観たり、
本やブログを読んだりすることが
あんまり面白く感じないんです。
その代わりにボーッとしてる時間が増えた気がします。
そのせいか分かりませんが、
昔のことをよく思い出すようになりました。
嫌な思い出や、納得していなかった事などです。
子どもの頃のことをよく思い出します。
例えば、小学生の頃の話。
会う度に嫌なことを言ってくるAという奴が居ました。
クラスが違ったのであまり頻繁には会いませんが、
会う度にぼくの名前から連想される駄洒落を言うのです。
最初は笑っていました。
でも、ズーッと何度も言って来るので、ぼくは嫌気がさして笑顔が消えます。
それでも何度も言って来るので、ぼくは反応出来なくなってその場を去るのでした。
「Aは何でこんなことをするのだろう?」
これがワンセットです。
これが時間を置いて何セットも思い出されるのです。
最初は自分の考えや感情に同調するような感じですが、
だんだんAはどう思っていたのだろう?
と興味の対象がAの方に移って行きます。
そしてある時、
「何でこんなことをするのか?」
と思ったときに、
「こんなことって何だ?」
という疑問が出て来ました。
「こんなこと」とは
何度も駄洒落を言い続けてぼくを嫌な気持ちにさせる、
ということです。
果たして、Aはぼくの気持ちが分かっていたのか?
そして初めて気付きました。
ぼくは嫌な気持ちだから止めてくれとAに言ったことが無いのです。
こんなに嫌な気持ちなんだから、
他人には絶対に分かるはずだ!
と思っていたのです。
子どもの頃のことなので、
Aは他人の気持ちを推測するということは出来なかったかも知れません。
だとすると、Aはぼくの気持ちを知らずにやっていたので悪気は無かったことになります。
なのに何で、ぼくの名前の駄洒落を何度も言ったのか?
それがAの親しみの表現だったんじゃないだろうか?
そう思い至って、驚くやら、阿保らしくなるやら。
それは本当かどうかは分かりませんが、
そうの思えて良かったです。
そのおかげで、
その後はAのことを思い出しても、
嫌な感じはしなくなりました。
ぼくは記憶のひとつを手放せたように感じます。