病室で面会した一時間後、夫は新しい認知症病棟に移りました。
そしてその日の夕方、新しい病棟の主治医から電話がありました。
カルテを確認した上で
“家族から見た経緯“
“家族の感じる治療の効果“
を聞いてくださり、
「もう一度カルテをよく見直し、服薬調整してみようと思います」と。
移動時は不穏だったけれど、今は落ち着いているので拘束は解き、リクライニングの車椅子で詰所にいて、
これは、前の病棟の師長さんがおっしゃった「認知症病棟ならではのケア」?
少し嬉しくなりました。
一方で、今の病院での看護・介護体制、できること・
様々なケースが起きた時、何を選択するかも尋ねられました。
栄養摂取ができなくなった時の経管栄養、胃ろう、
心停止した時の延命措置、等々。
どの問いにも、
「本人の意思を確認したことはありません。」
「家族の意向もまだ固まっていません。」
と答えるしかなく…。
両方の親についてそんな決断が必要になる機会がなく、
夫は変動が激しくて、
全く意思疎通ができない状態と、
短い時間でも病気になる前のような表情・
前の病棟の主治医には
「それは小さな波に過ぎず、
今の病院を紹介してくれた元々の神経内科の主治医からも
「変動に翻弄されていると『ポジティビティバイアス』が働きがちです。」と言われました。
現実にその問いを先生からされる時の夫の状態のよって、
少しでも納得のゆく選択ができるように、色んな気持ちを整理しておくことしか今はできそうにありません。