夫に起きた最初の大きな変調は2020年春コロナ禍の真っ只中、
「コロナに感染していると思う。」と言い出したことでした。
熱も咳もないけれど、息苦しい、
かかりつけ医を受診し、PCR検査、血中酸素濃度、レントゲンと検査し、異常なしと診断されました。
それでも夫は不調を訴え続け、
「誤診かもしれない。」
「検査の後で感染したかもしれない。」
「無症状の感染者の可能性もある。」
と言っては、
相談窓口に電話する、何か所も病院を受診する、
を繰り返しました。
どこからどう見てもノイローゼ状態…。
「不安が高じてしまってるのかもしれないよ。」 と控えめに伝え心療内科受診を勧めると、大真面目に
「人にうつしてはいけないから、
この頃は緊急事態宣言に伴って仕事が完全リモートになっていたの
一日中家にいて、仕事の合間に不安を訴えてくる、
否、不安を訴える合間に仕事をしているような状態でした。
傾聴し寄り添いつつ受診に付き合ったり、
辛抱強く説得したり、
辛抱たまらずぶち切れたりしながら
2020年の4月5月を過ごしました。
そして5月後半、
回った全ての病院で異常なしと診断され、
振り出しに戻って、元々信頼していたかかりつけ医を訪れた時、
「あなたがかかるべきは、内科でも呼吸器科でもない。
と一喝されました。
その一喝のおかげで、
通院と服薬で少しずつ落ち着いていきました。
ところがその後、徐々にリモートワークが縮小して、
持病の痛風が悪化、歩けない、立てないになってしまって。
秋から冬にかけては、松葉杖の夫を職場に送ってから出勤、
元の生活に戻れたのは2021年に入った頃でしょうか…。
やっと平和な日々を過ごせるようになって
「私、よくメンタルやられず乗り切った! 自分で自分を褒めたい。」と、解放感に浸りきっていました。
数年後に、比較にならないくらい苦しい日々が訪れるとは夢にも思わず…。
このコロナノイローゼ騒動から3年後、レビー小体型認知症の診断
「あれはレビーの周辺症状でしたね。」と言われました。