今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と -27ページ目

今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と

夫は67歳でレビー小体型認知症と診断されました。
あの時ああしていれば…
これからどうなるんだろう…
どうしようもない過去や、どうなるかわからない未来に、つい囚われそうになります。
今できることに心を込めて過ごしてゆけるようになりたいです。

先週末の金曜、二女と待ち合わせて面会に行きました。

 

穏やかな妄想モードだった前回に比べると不穏気味。

前回同様車椅子で面会室に連れてきてもらったのですが、

すぐに苦しそうに顔を歪め、マスクの下で息をつめている様子…。

 

「そんなに力こめないでゆったり座っててね。顔を見られるだけで安心なんだから!」

そう声をかけながら肩と背中をさすると、一瞬緩む感じがするものの、

またすぐ苦しそうになり、次第に大きな声を上げるようにもなってきて…。

そのうち怖がりな二女が怯えた表情で、

「苦しいんじゃないの? 部屋に戻った方がよくない?」と訴えるので、少し早めに面会を切り上げました。

 

「今日は辛そうだからもう帰るけどまた来るからね!」

と声をかけると

「むり、しなくて、いい…」と微かなかすれ声が。

「むりなんてしてないよ!会いたくて来てるんだから!また来るね!」

「むり、しなくて、いい…」

と、毎度おなじみのやりとりに…。

 

「なんなんだろうねえ? あれはいったい。」

「来てほしくないのかな?それとも本気で迷惑かけてるとか思っててるのかなあ…。」

これまた毎度おなじみの会話を交わしながら帰路につきます。

 

前の病棟の主治医には

「ご家族がくると調子良さそうなんですけど、その後どっと疲れて調子悪くなるんですよねえ。

エネルギーを使い果たしちゃってるんですかね?」

ってちょっとイラつく言い方をされたこともあって。

 

本当のところは夫に聞いてみないと分からないし、

まあ夫は答えてくれないし、

そもそも夫もよくわからないのだろうし。

でも何らか精神的な負荷がかかっている?

 

理性を保っている時と、

全く理性がない時の、

間くらいの時に顔を出すこの夫。

 

私たちにとっては寂しいけれど、どうしようもないよね…

ということに最終的に落ち着きます。

 

元気な夫、生き生きしている夫、穏やかな夫、家族を頼りにしてくれる夫、

というイメージに執着して、そうでないことを寂しい、切ない、可哀そう、と思うのはしんどいし、 

夫にも失礼かな。

 

病気の夫、元気のない夫、不穏な夫、家族に複雑な思いを抱く夫、

そんな今の夫をまるっと受けとめられる懐の深い人になりたい!!

けど、できない!!

そんな自分自身も、しょうがねえなあ!って受け入れていきたいな…。