今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と -26ページ目

今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と

夫は67歳でレビー小体型認知症と診断されました。
あの時ああしていれば…
これからどうなるんだろう…
どうしようもない過去や、どうなるかわからない未来に、つい囚われそうになります。
今できることに心を込めて過ごしてゆけるようになりたいです。

三連休中日の日曜には、長女と病院に。

今の認知症病棟は、土日祝日はガラス越し面会のみ。

 

前回のガラス越し面会で、悲嘆に暮れる…暮れているかのように見える夫の様子に

私も娘たちも胸を締め付けられるような思いをしたため、

行く?やめとく?と躊躇われたのですが、様子が気になり行ってみました。

 

その時のショックがまだ尾を引いていて、

「ドアのそばまで連れてきて貰うのはやめて、そっと様子が見られるだけでいいよね。」

ということになりました。

 

夫はラウンジの端っこの方のテーブルに着くような形で車いすに座っていました。

遠目に見える横顔は無表情で、ぽっかり口を開けていました。

時々頭を動かしながら、ただぼんやりと座っていました。

 

穏やかそう…と言えばその通りで、

長女とは、

「落ち着いて座ってるね!」

「穏やかそうで良かった!」

と声を弾ませたりなんかしたけれど、

内心は切なく悲しかったです。 

 

色んなことができなくなるにつれ、

不安を募らせてパニックになったり、

「することがない」「何をして過ごせばいい?!」って焦燥感を滲ませたりしていたのが

ほんの少し前のことのように思えて。

 

今夫は何を、どんな風に感じているんだろう…。

心の中が穏やかであることを願うばかりです。

 

ガラス越しに夫を眺めながらあれこれ話していると看護師さんが来られて

夫の最近の様子を話してくださいました。

 

徐々に落ち着いてきていて、急に立ち歩いて転倒したり、大きな声を出したりする頻度がぐんと減り、拘束の必要はない。

食事も、促すと自分でとり、ほぼ完食している。

 

「大きな声を出されることもありますが、ここにいるのが嫌なのかな?と思って

『お部屋に戻られますか?』って声掛けしてお連れするとすぐに落ち着かれます。」って。

認知症の患者さんに慣れていらっしゃるが故?

寄り添った関わりをしていただけていることがわかり、有難く安心できました。

 

今お世話になっている病院は、本当に温かく優しく気遣いの行き届いた看護師さんたちがたくさんいらして、とても感謝しています。