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今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と

夫は67歳でレビー小体型認知症と診断されました。
あの時ああしていれば…
これからどうなるんだろう…
どうしようもない過去や、どうなるかわからない未来に、つい囚われそうになります。
今できることに心を込めて過ごしてゆけるようになりたいです。

コロナノイローゼからすっかり脱することができた(と思い込んでいた)2021年。

夫は65歳になった3月末、無事定年退職を迎えることができました。

 

引き続き職場の自室で一部の仕事を継続することになっていたため

仕事大好きな夫は、ほとんど在職中と変わらず朝から夕方まで出勤する生活を続けていました。

 

退職したことで責任やら負担やら肩のあたりに常にまとわりついていた重たいものを下ろしてホッとしたのか、穏やかで楽しそうでした。

 

生活の自由度もそれなりに増して、ずっと退職後の夢としてあたためていたチェロのレッスンと碁会所通いも始め、

大好きなお酒を遠方の酒屋さんまで買いに行ってゆっくり晩酌をしたり、週末には料理をしたり。

 

心療内科への通院と、少しずつ減薬しながらの服薬は続けてはいました。

 

2021年の夏、初めて大声で激しい寝言を言うのを聞きました。

結構長くてはっきりした寝言で、夫が普段使わないような強目の言葉と語気に驚いて、

「大丈夫?どうした?」って声をかけると目を覚まして

「怖い夢を見てた。大丈夫。」と。

 

私はこの時初めて夜間の大きな寝言に気がついたのですが、後に同居している二女から

「もっとあったと思う。あの時より前にも聞いたような気がする。」と聞かされてびっくり。

 

そしてその後、夫に変わりがなかったせいか、

この件を深刻に考えることなく、2021年、2022年は平穏に過ぎて行きました。