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今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と

夫は67歳でレビー小体型認知症と診断されました。
あの時ああしていれば…
これからどうなるんだろう…
どうしようもない過去や、どうなるかわからない未来に、つい囚われそうになります。
今できることに心を込めて過ごしてゆけるようになりたいです。

昨日、二女と年内最後の面会に行ってきました。

 

調子が悪く意識障害を起こしているようで、

体調が悪い時でも必ず、微かな声で口にする

「無理しなくていいよ。」も聞けませんでした。

 

リクライニングにした車椅子で面会室には連れてきていただいたのですが、

数分で喉に絡んだ痰のせいで咳き込んだと思ったら、

ああああああ!!!と大きな声を上げながら身体を起こすとそのまま前のめりになり、車椅子から転かり下りました。

転げ落ちるのではなく転げ下り、そのまま床に寝転んでしまいました。

そばで手を握っていた私は必死で止め、支えようとしたのですが、私の力など到底及ばず。

 

声を聞きつけた看護師さんが駆けつけてくださり、介護士さんと二人で夫を車椅子に戻してくださいました。

 

「もう少し一緒にいていいですか?」とお願いして再び3人になったのですが、またすぐ同じ状況を繰り返しかけて、

看護師さんに「今日はもうここまでにしましょう。」と、10分も経たないうちに面会は強制終了となってしまいました。

 

もし意思疎通が可能なら、

「年末年始は面会できないから少し間が空くけどけど、また来るからね!」と

カラッと声掛けしようと思っていたのに、かないませんでした。

 

年末は毎年必ず夫と一緒にお正月準備の買い出しに行っていました

食いしん坊で飲兵衛の夫は予めお正月用にお酒を用意し、そのお酒に合いそうなメニューの相談をしながら買い物をするのが年末の恒例行事でした。

 

一昨年、昨年の年末年始は、夫は苦しみ続け、私は介抱したり徘徊に対応したり24時間緊張状態で過ごしていました。

ほっとできるのは夫が眠れるわずかな時間だけで、目を覚ますのが怖く、少し物音がするだけで張り詰めた気持ちになる。

当然、買い出しも、お節作りも、年賀状準備も、大掃除も、2年連続何もできませんでした。

 

今は朝までぐっすり眠れるし緊張することなど一切ないけれど、お正月を迎える用意を整える元気は全く出ません。

 

ただ悲しく寂しく切ないです。