義母がALSのため永眠致しました… | +やさしく歌って+

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頚椎症で2度手術、その後紆余曲折を経て最も恐れていた筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者となりました。愛する息子のため奇跡と希望を信じ、残された時間は感謝と笑顔を忘れず過ごそうと思っています♪ささやかなhappyを探す日々の記録を、お気に入りの音楽とともに♪

皆様、お久しぶりです。

3か月もの間すっかり留守にしてしまいましたが、その間もコメント、メッセージ、プレゼント、そしてペタを頂き、皆様のあたたかいお心に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、本当にありがとうございます。

ブログを更新しようと思いつつも、まずPCの環境整備をしようとしたのが裏目に出て、しばらくは満足にPCを操作できない日々が続いておりました。しかも4月下旬~7月月初にはまたもや原因不明の咳に悩ませられ、ようやく治まったかと思いきや今度は夏風邪にとりつかれる始末で、文章を書くためには集中力不足により、体調と相談しつつブログよりも気軽なピグには出没しておりました。


久々の更新がこのような悲しい記事になるなんて、誰が予想したでしょう。


発症率が10万人に1人、そして原因不明、しかも進行性の上現代医学を以てしても治療法が無い、このALSというモンスター!

本音は…ALSの進行により手足の自由を失ったこの運命を恨みたくなる日もあります。どうして他愛なくも普通の生活を送らせてくれなかったのか…!

ALSというこの性悪のモンスターはアタシから普通の生活を奪っただけでは飽き足らず、こともあろうにお義母さんにまで魔の手を伸ばしたのです。

ありきたりな言葉で「事実は小説よりも奇なり」と申しますが、誰しもが耳を疑うこの現実はあまりにも酷でむごく、妻と母をALSに侵されたダンナの心痛、そして図らずもALSと直面する事になったお義母さんのお気持ちを思うと、胸が締め付けられるほど辛いものでした。


お義母さんにALSの確定診断が下ったのは、今を遡ってもまだ半年にも満たない2月下旬の事。

ALSは患者により進行の部位もスピードも異なり、アタシは上肢(左手)の脱力に端を発しその後手足の運動機能を失ったのですが、お義母さんの場合は球麻痺からの発症で、呂律が回らず会話によるコミュニケーション手段を失い、そして嚥下障害により完全に口からは栄養を摂取できなくなり、さらには呼吸機能の急激な衰え…。

ALSはわずか4カ月という恐ろしい程のスピードでお義母さんの身体を蝕み、その結果7月には極めて重篤な状況に陥り、実家のご家族は気管切開による延命を望まなかったお義母さんの意思を尊重し…7月6日未明に自宅から天へと召されたのでした…。


延命を望まなかったお義母さんの思い。そして断腸の思いでその気持ちを尊重し、最期を看取られた実家の皆様…。

切なすぎる!辛すぎる!そして何よりも早過ぎた進行とALSという存在が憎い!


理知的で行動派。確固たる自己とユーモアを併せ持つ素敵なお義母さんでした…。

お義母さんがいらしたからこそ、アタシはダンナというかけがえのない伴侶と巡り会えたのです。

お義母さん、今までどうもありがとうございました。

これからは永遠の安らぎの中で、どうか心安らかにお休みください。


お義母さんの命日の6日(土)、ダンナは仕事を終えてから仙台の実家に1泊で出かけました。皆さんと思い出話に花を咲かせる姿は、きっとなによりの供養になった事でしょう。

でも…やはりアタシは、お義母さんの命を奪い、アタシの身体を蝕み続けているこのALSという病気が憎い!
どうかアタシの命があるうちに治療法が見つかりますように…。

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