疲れがどっと出ること、ないでしょうか?
今週、連日3~4時間睡眠で働き続けた私。
働いているときは、たまに急激に眠くなることはあっても、
基本的にテンションが高く、一気に走りぬくことができました。
しかし、休みのきょう、どうも調子が出ないのです。
さんざん働いた後なので、気晴らしにぱっと遊んだり、
我慢していたお酒でも飲めばいいのでしょうが・・・・
疲れてやる気が起きないのです。
平日に溜めていた疲れが出たのでしょう。
頭に重いものがのっているような感覚があり、
何をするにも力が出ないのです。
読書も中途半端、テレビ番組も最後まで見られない。
困ったものです。
実は音楽もなかなか聴く気になれなかったのですが、
こういう時のために(?)、ありました。
「重すぎず、軽すぎず」疲れた体に沁みてくるジャズが。
山本剛さん(p)の「ガール・トーク」です。
山本さんは1948年、新潟県生まれのピアニスト。
1974年に「ミッドナイト・シュガ-」でデビューして以来、
そのスイング感とメロディの歌わせ方に定評があります。
海外でも注目され、私が持っている
「ガール・トーク」のCDはドイツからの輸入盤(!)
山本さんのライブには一度行きたいと思っているのですが、
今のところ、どうしてもタイミングが合いません。
来年こそは・・・・
「ガール・トーク」はバラッドが主体のアルバム。
選曲も良く、夜が長いこの季節に
しんみり聴くには最高です。
1975年12月17日、東京での録音。
山本剛(p)
大由彰(b)
小原哲次郎(ds)
①The Way We Were
バーバラ・ストライサンド主演の映画「追憶」のテーマ。
非常に感傷的な曲を、スロー・テンポで
演奏しています。
甘いメロディにもかかわらず、
ピアノのタッチは意外に強い。
それが、この演奏全体に説得力を与え、
聴き手は胸を締め付けられるような
感覚をおぼえます。
ソロでは山本さんのブルース・フィーリングが
顔を出しますが、全体的にメロディに比重を置いた
美しい演奏です。
②Girl Talk
ニール・ヘフティ作曲の微笑ましいナンバー。
ここでもテンポはやや遅め。
曲の持つ楽しさをはじけさせるのではなく、
ちょっとこらえながら慈しんでいるのがグッド。
ソロの後半で盛り上がるまで
「我慢の子」でいるところが面白い演奏だと
思います。
最後もノリに任せず、
スローにまとめているのが
個人的に好きです。
⑤I Love You Porgy
これまで多くの名演がある曲ですが、
このアプローチもなかなかです。
まず、メロディを全く崩さない潔さ。
正面切ってメロディに挑めるのは、
自分の「歌わせ方」に自信がある証拠でしょう。
ゆっくりと主旋律が弾かれた後、
リズム陣が一瞬抜けて、ピアノのみとなります。
そこで生まれる緊張感と、
再びリズムが加わっての寛ぎ。
さりげないのですが、曲を理解しつくした
心憎い演奏です。
良質の音楽で少し気持ちが前向きになりました。
休みを無駄にしないためにも、
もう少しやりたかったことを進めることにしてみます。
最後は軽く一杯・・・
