記録的な雨が何度も降った今年の夏。
この間、神奈川で経験した雨も滝のようでした。
あれで1時間あたり30~40ミリぐらいの雨でしょうか?
愛知県などで記録された1時間100ミリ以上の雨となると
想像もつきません。
被害に遭われた皆さんにはお見舞いを申し上げます。
雨を取り上げたアルバムがあったな?
と思って引っ張り出したのがこのCD。
レッド・ガーランド(p)が1958年に録音した作品です。
ベースはポール・チェンバース、ドラムはアート・テイラー。
この時期にこのメンバー、いい内容になるのは
約束されているようなものです。
曲をご紹介しましょう。
①RAIN
集中豪雨とは全く違う、人の心を掴んでしまうような雨です。
この曲の原曲はどんなものなのか、歌詞があるのかも知りません。
でも、推察するに、軽いさわやかな雨を歌った曲ではないでしょうか。
アート・テイラーの快調なブラシに乗って、
レッド・ガーランドがメロディーを弾き出すと、
雨の中、出かけたい気分になります。
アドリブもやさしいフレーズがいっぱい。
後半のドラム~ベース~ピアノのリレーも
名人芸の連続に唸らされます。
③STORMY WEATHER
これは荒っぽい曲かな・・・・と予想したら、バラードでした。
10分を超えるやや長い演奏ですが、
ガーランドはペースを変えずに淡々と弾いていきます。
私にはここから荒天を想像することはできませんが、
演奏は緊張の糸が底辺で張られていて、
締まった素晴らしいものになっています。
④SPRING WILL BE A LITTLE LATE
THIS YEAR
あれれ?この曲も「春が遅れる」というタイトルに合わず、
ご機嫌な感じ。
曲名と曲調がずっと合致していないような気が・・・・。
個人的にはここでのアート・テイラーのソロが歯切れ良くて
好きです。
⑤WINTER WONDERLAND
バーナード・スミス作曲。
日本では「ソリが~すべる~よ♪」
という歌詞でお馴染みのクリスマス・ソング。
こんな曲もやってたんですねえ。
ガーランドお得意の音を重ねるフレーズが連発、
ベースもドラムもノリノリです。
佳作ですが、この時代のジャズによくある、
実に味わいのある作品です。
