病院に行かなかった理由 | 50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

 2015年悪性リンパ腫ステージ4から生還し、健康の大切さを痛感しスローライフを始めました。講師業から絵描きへ
 薬草を育てながら天使画・曼荼羅・点描画等を描いており販売もしています。アートや薬草、健康に関することを
 発信しています。

病院に行かなかったのではなく

行けなかったというのが

正直なところです。

病名を告げられるのが怖かった。

 

私の2人の息子たちは、

同じ血液の疾患で

骨髄移植をしました。

 

長男は、最重症型で30もの合併症が

あり、何度も危篤状態になり

6歳で他界しました。

 

余命宣告、一つずつ増えていく病名、

血液検査のデータの説明、

点滴の度に耳を塞ぎたくなるような

息子たちの泣き声、

生きた心地がしませんでした。

 

その度に、

健康に生んであげられなかったことを

責め続けてきました。

 

 

トラウマというより

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

に近かったのではないかと思います。

 

 

各種カウンセリング、ヒプノラピーを

受けてもこれはなかなか

取れませんでした。

 

病院に行かなくちゃと思っても、

その時の光景がフラッシュバックして

恐怖と向き合うことが

できなかったんです。

 

 

掛かりつけの病院では、

たまには血液検査をしましょう

大腸の検査をしましょう

胃カメラしてみましょう

と言っていただきましたが、

全て、やんわり断っていました。