お久しぶりになってしまいましたが、
先日のコケの生態の続き。
先日の記事でもご紹介しました通り、
植物進化の順番から分類すると
水中で生きる「藻類」と
地上で生きる「シダ植物」のあいだに位置するコケ植物。
進化の系譜をもう少し広く見ていくと、
下のほうにある植物(生物)は単純な構造で、
上のほうにいくほどより複雑な構造に進化していきます。
上の図で言うと、シダ植物より上にある植物は
茎の中を縦に走る、「維管束」という組織を持っている。
言い換えれば根・茎・葉を持ち、
その維管束を使って、
水や養分を体の上へ下へと移動させることで生活しています。
このため、これらの植物は「維管束植物 」と呼ぶこともできます。
一方、これより一つ単純な構造をするコケ植物は、
その体色、「緑色」からもわかるように
「光合成」をする「植物」でありながら、
実は「維管束植物」ではない。
「植物」だけど根・茎がなく、
根・茎がないけど「植物」なのです。
しかし、植物であるのに根っこや茎がないという単純な構造で
どうやって生活しているんでしょうか?
そのあたりのメカニズムはまた後日ご紹介しますね(^_^)v
乞うご期待です。
次回はとりあえず、先日8/25(日)の
福蔵寺ご縁市出店の様子をご紹介させていただきます。