クニッゲはブレーメン市中心部にある老舗ケーキ店ですが、トラム6番線沿いにある「クニッゲ」の二号店は静かでゆっくりお茶を飲むことができます。ガラスのショーケースには、平日でもお店自慢のケーキが10種類以上並んでいます。
この日は、ご近所さんと一息つきました。
人参ケーキは、大ぶりです。ワンピース5,40ユーロ
側面にはアーモンドがまぶしてあります。
アイシングがこってり甘いのですが、本体のケーキは人参がたっぷり入っていて、バターを使っていないベジタリアン仕様です。
ほろ苦いカプチーノ4ユーロと相性がいいですね。
さて、この日のテーマは「自殺」について。ご近所さんはソーシャルワーカーとして働いていて、シングルマザーの家庭を主にケアして、肉親の自殺に見舞われた家庭の事情に詳しいのです。はぁ、重たかったです。
さて、父親が自害した場合、彼の子どもが16歳以下だと通常の何百倍も希死念慮は高まるそうです。なので、世の父親よ、あなたの子供まで自分と同じようになっても平気なんですか?
親が自殺して遺された子どもたちは、何千回も自分を責めるのです。あのとき声をかけておけばよかったかな。いっしょに夕ご飯を食べたら、あんなことしなかったかな。肩を叩いてあげたり、話を聞いてあげればよかったのかな。一緒にテレビを見て、ちょっと甘えて、何かを買ってってわがままを言えばよかったかな。
何千回自分を責めても、時間は絶対に元には戻らないし、あの日に起きたことは何一つ変わらないのです。
「自殺はただの出口です、いいも悪いもない。パパのように死んでしまえば、これ以上苦しまなくって済む。ゆっくり眠れるんだよね。」
そんな考えを抱く子供たちがいなくなってほしいです。私は、子どもを相手に働いていますので、彼らが身も心も健全に成長するようにサポートしていこうと思います。
「人生、楽ありゃ苦もあるさ~」水戸黄門さんも歌っていたではありませんか。私も毎日嫌なことばっかりですよ。でも、その中でも、子供の成長を感じたり、美味しいものに出会ったり、友だちに優しい言葉をかけられたり、スーパーでお買い得を見つけたりと、些細なことで「ハッピー」を感じることができたら、また明日も頑張ろうって思えるのです。
そして、気の合うご近所さんに巡り合えたのは、私のドイツ生活ではかなりラッキーなことです。
クニッゲのケーキは、割高だけれど、この程度の出費で、ストレスが吹っ飛んで元気になれるならば、安いもんです。ご近所さん経費として、私の中では大切な出費です。

















