大きなワイン樽には、歴史ある風情で重厚な装飾が施されています。

レストラン内には、このようなワイン樽がインテリアに使われており、ブレーメンを訪れる観光客に大人気です。

 

Bremer Ratskeller(ブレーマーラーツケラー 直訳 ブレーメンの市庁舎地下室)という観光ガイドに必ず掲載されている観光客マストの有名老舗レストランです。

 

このハンザ都市ブレーメンは、十四世紀に「市のワインセラー」がすでに存在していました。ワインの貿易が行われていて、北ドイツにおけるワイン文化を牽引してきたのです。ブレーメンは密かなワインの都へと発展してきたそうです。1405年にブレーメン市庁舎が建設されると、市のワインセラーはその地下室に移転し、市民にワインを供給するようになりました。提供されていたのは、2種類のライン地方産のワインだったそうです。

旧市庁舎の地下にあり、特に貴重なワインを保管するための部屋が「ローゼ」と命名されて設置されています。現在、この部屋にはラートケラー最古のワイン、1653年製のリューデスハイム産ワインが保管されており、部屋にはシェリー酒の香りが漂っているそうです。

 

 

 

さて、店内には十八世紀に作られた 四つの印象的な豪華な樽が横たわっています。写真の樽は「ライオン樽」と呼ばれていて、1723年に作成されたものです。歴史的に貴重な北ドイツでも最古のもので、豪華なライオンの装飾が印象的です。この他、イルカ、ドラゴン、サルと並んでいます。
 

レストランの客席数は300ほどあります。広い店内では、青白い光を放つ最新型レストランロボットが働いているのが、ちょっと雰囲気を壊しているのでマイナスポイントではありますが、高級レストランなので人件費を抑えるためにはロボット給仕もやむなしなのかな?

 

 

 

さて、季節のお勧め郷土料理「グリューンコール Braunkohl」をいただきました。一人26,50ユーロです。

ケールの煮込み料理です。私が、今まで外食でいただいたグリューンコールの中で、一番の秀作でした。

上左はピンケルソーセージです。雑穀の混ざった独特のソーセージで、これが粒々で美味しいのです。

真ん中 塩漬け豚塊肉 程よい塩気で、とても柔らかく煮ています。

右 ソーセージ パリッとした歯ごたえでジューシーです。どでかシャウエッセンって感じです。

 

付け合わせは塩ゆでのじゃがいもです。一人前9個も入っていました。ホクホクで、自然な甘みです。ドイツは本当にじゃがいもが素晴らしく美味しいです。じゃがいもをお皿で潰して、グリューンコールと混ぜて食べるのがいいですよ。

 

アルコールフリーの黒ビール 0,33ℓ 3,40ユーロ

友だちは白ワインをチョイス 0,20ℓ 9,30ユーロ

 

 

 

地元に住んでいると滅多に行かないレストランではありますが、何を食べてもハイプライスでハイクオリティーです。

我々のテーブルのお隣は、ドラマ撮影チームで、女優さん男優さんが監督とブレーメンの郷土料理を楽しんでいました。

 

 

ワイン好きの方は、一見の価値ありです。貯蔵庫にはなんと6百種のワインが保管されていて、ワインリストは30ページにも及ぶそうです。ドイツ国内ナンバーワンの貯蔵庫としても知られており、ブレーメンを訪れるVIPのお食事処としても名を売っています。

 

ちょっとお洒落をして出かけてください。隣の席で、サッカー選手や人気小説家がワインを飲んでいるという場面に遭遇できる可能性大ですよ。

 

コーヒー3,70ユーロ

ラテマキアート5,40ユーロ

 

クニッゲ 

 

 

 

 

ブレーメンの老舗の喫茶室クニッゲにて、コーヒータイムを満喫しました。1889年創業のお店ではケーキが秀作なのですが、コーヒーだけでも優雅に楽しめる雰囲気がいいのです。

 

 

さてこの日も同僚とぺらぺらタイムです。

中東情勢が悪化している、アフガニスタンがパレスチナを攻撃している、ウクライナ戦争は終わらない…。現背の暗闇はキリがないですね。コーヒーを飲みながら、延々と世界の平和を願っていました。

 

 

 

ところで、「宿命」という言葉があります。「宿された命」だから、どこの国に生まれて親がどういう人だったというような生まれつきのものを、人間は一生変えることができません。ただ、これだけ不安定な世界のニュースを見聞きしていると、日本人、ドイツ人っていうだけで、かなり勝ち組なような気がします。ただそれに甘んじることなく「運命」を感じることが大事です。運命は、「運ぶ命」だから、自分次第でいかようにも運べるものだと私は思うのです。

 

日本語には「因果応報」「身から出た錆」「自業自得」「墓穴を掘る」という言葉がありますが、 自分の犯した過ちや悪行が原因で、自分自身が苦しい状況に陥ったり、不幸な結果を招いたりすることのたとえですよね。 自分の行いが、自分に返ってくる 

=全ての結果に原因があるということも言えます。

 

今後の結果次第で、未来はいくらでも作ることができるということでもあると思います。

 

 

日本やドイツに比較的平和な国で暮らす我々です。世界の平和はもちろん大事だけれど、一人一人が幸せで、他の人の幸せも単純に願うことができたら、自分の小さな地域から平穏になって、戦争のない世の中になるのになぁ。小さな平和(輪)が樹木の年輪のように広がっていくといいのに。

 

 

お友だちと、そんなことを考えました。

 

Waller Ring 121A Bremen, 28219

「Antepli Baklava Kunefe」

 

ブレーメンのWalle駅近くの人気トルコカフェで、おやつタイムを楽しんできました。

 

ラマダン(断食期)であるため、おそらく夜になると日中飲み食いを我慢していたトルコ人がわんさかやってくる喫茶店なのですが、さすがに日中のお客さんは、断食関係なしの私たちだけでした。

 

ショーケースには、お店の自家製ピスタチオ一口サイズパイ「バクラヴァ」がショーケースにずらりと並んでいます。似たり寄ったりの見かけですが、ピスタチオの大きさによって、またはナッツ入り無しなどで、バクラバと一口に言っても、7種類ほど揃っています。

 

お店のダントツ一番人気の飲み物をオーダーします。この真鍮の入れ物の正体は?

 

答えは、トルココーヒーです。濃いエスプレッソで、お猪口みたいなコップの底には、コーヒーの粉が溜まってます。一杯3ユーロ。

 

蓋の下には、コーヒーとお水が隠れていました。

バラとバラのエキスが入ったミネラルウオーターが付いてきます。濃厚で奥深いトルココーヒーを味わいつつ、お水ですっきりしてねという意味かと想像しました。

コクのある本格的なトルコ流のエスプレッソを味わえると、ブレーメンに住むトルコ人から熱い支持を集めています。

サービスとして、ピスタチオとハーゼルナッツが添えられています。食べきれないくらいです。

 

 

そして、おやつは「Kunefe キュネフェ」です。これ、お店の看板スィーツです。

 

牛乳が添えられています。

 

 

鉄製のお皿ごとコンロの火にかけて十分ほど焼くのです。

 

表面は、春雨?素麺?みたいな極細の麺がパリパリに焼いてあります。黄緑色のは、ピスタチオの粉です。

 

中には、モッツアレラチーズがびっしり。アルミのお皿ごと焼いてあるため、中のチーズは、熱でびよーんと伸びるのです。

激甘のシロップが全体にかけられていて、チーズの塩気に甘みが加わり、また熱々が嬉しい素晴らしいスィーツです。

 

 

一人前は12ユーロでした。二人前や三人前と大きさを選べます。

 

ドイツのパン屋さんで食べるどっしりとしたケーキと全く違った、独特のおやつです。すごく甘いのですが、ビターでコクのあるトルココーヒーが、美味しさの相乗効果となっています。

 

トルコ風喫茶店にお出かけの際は、このセットで注文してください。