来月、五月五日の子どもの日を前に、ブレーメン日本人親子サークルさくら組では、子どもたちと一緒に一足早い「端午の節句」をお祝いしました。

まずは、子どもたちと、「かぶと」作りです。色紙を組み合わせますが、好きな色を合わせて、一人一人個性的なカブトが完成しました。

 

そして、もう一つ工作です。くるくる鯉のぼりを作ります。台紙に綺麗に色を塗って、ハサミで丁寧に切り、しっかり折り線をつけて、ノリで貼り付けます。小さな手を器用に動かしていきます。ものすごい集中力で、かっこいい鯉のぼりが完成です。

 

そしてお外に出て、「くるくる鯉のぼり飛ばし大会」です。好記録がじゃんじゃん出て、盛り上がりました。

 

 

最後は、餅つきです。子どもだけでなく、親もともにぺったんこです。

餅つきは、みんなでやると本当に楽しいです。もち米をついて、どんどんびよーんと伸びるお餅になる様子は、まるで実験のようです。実はよもぎエキスを加えています。

 

春の草餅の風味です。

 

 

ママたちが綺麗に丸めてくれました。

きなこ餅、そして、ゴマあん入り餅です。二種類こしらえました。

 

みんなでいただきますと挨拶をしてから、頬張りました。

 

さすが突き立てです。すごく柔らかくって美味しかったです。

 

 

 

さて、さくら組ではブレーメンとその近郊の日本人親子が参加して、日本の季節行事や、ドイツの伝統行事を、子どもの目線で楽しんでいます。日本にルーツを持つ子どもたちに、ドイツにいても日本の文化風習を体験してほしいですし、日本語にたっぷり触れて、日本を好きになってほしいのです。

日本の行事には、季節感がありますし、古い言い伝えがベースになっていて、絵本を活用して、子どもたちには、行事の持つ本来の意味を知ってほしいと願っています。

 

難しいことは加えていません。ポリシーは「日本語で歌う話す聞く遊ぶ」です。組に来た子どもたちが目を輝かせて、日本語に触れあうことができるように、工作、絵本、童謡をふんだんに散りばめて、集いが楽しくなるように工夫しています。

 

 

さくら組には、赤ちゃんから小学生まで参加しています。様々な年齢ではありますが、日本という共通項をベースに、明るく元気に、日本の伝統文化を楽しんでいます。それが日本語を用いた豊かな学習となっていくのです。

 

みんなの笑顔がキラキラ光っていて、私も本当に楽しかったです。ありがとうございました。

 

私は、その昔は放送局の報道部で取材記者としてだけでなく、アナウンサーという伝え手としても働いていたため、富山という田舎ではありますが、現代社会をきちんと見つめていたつもりです。そしてドイツで保育士として勤務して10年以上になります。それでも一般的に「保育士や教師は視野が狭い」と言われます。

 

ひとこと言わせてください。そんなこと全然ありませんよ。

 

小さな教室やグループの中は、子どもの親の事情まで含めて社会の縮図のようなもので、我々はかなり揉まれています。それから、子どもの教育と成長をサポートという大きな責任を持ちつつ、決して高給取りではない保育の現場ですが、自分の手で稼ぐことで金銭感覚が身に付いているのです。また、わがままな上司の思い付きに付き合うことも、組織の中で強いられる我慢や忍耐も学んでいるのです。

 

 

ちなみに、我々の職場では多岐に渡って様々な講習会が設けられています。

先日の現代社会学セミナーで学んだことですが…。

 

 

ドイツに住んでいる日本人は3万8千人いると言われています。ここ一年間に暴力沙汰で逮捕された日本人は2人だったそうです。

それに比較してドイツに住んでいるアルゼンチン人は2万5千人ですが、同じ期間で1729人が逮捕されました。

数字だけを見ると、とんでもない暴れん坊だなアルゼンチン人は、逆に日本人はなんて善人なんでしょう。

 

となってしまいますが、実は単純に両国を比較をしてはいけないのです。

 

 

その理由は

1)ドイツに滞在する日本人の大半が目的を持って住んでいます。すでに大学を卒業していたり、サッカーや音楽で留学をしたり、自分の将来へのベクトルがしっかりしているのです。喧嘩などしている場合ではないのです。

 

2)アルゼンチン人は、ほとんどが10代20代の若者で、主に男子。故郷では学校もろくに通えず、そして仕事がないため、ドイツには就労目的にやってきたのです。ほとんどがドイツで肉体労働の現場で稼いでおり、低所得で厳しい生活を送っているのです。

 

 

このことから、やはり国の経済の安定と、教育水準の高さが、平和への道筋であると言えます。

 

今の私の仕事は、幼児の健全な成育への力添えですので、この子たちが20年後の未来の責任世代だと思うと、しっかり見守らなければという気持ちになります。

 

 

日本で10年以上、ドイツでも10年以上、働いています。社会の一員として、私は役に立っているのだろうか?

そんなことが頭をよぎりますが、今は「とにかく子どもたちのために」ということを念頭に置いて、仕事に励んでいます。そして同じ熱意で、親子サークル「さくら組」にも取り組んでいます。「子どもたちが健やかに育つために」、それが私の進む道なんだろうか。

 

 

 

 

知り合い二人を招いて、我が家で食事会です。

 

普段、一日10ユーロ未満の質素な食事をしているそうで、私の用意したおかずの数々を大変喜んで、お腹いっぱい食べてくれました。

なすびの中華漬け

 

ホワイトアスパラガスのお浸し

 

インゲンと人参のカレー炒め

 

巻き寿司(サーモン、クリームチーズ、アボガド)

細巻(ルバーブの練り梅もどき)

 


 

この他にも、きゅうりのあっさりキムチ、餃子(行者にんにく入り)、白ソーセージ、ドイツチーズ諸々を用意しました。準備に余裕がなくって、写真撮り忘れたのが残念。

 

 

すごくたくさんお話して、楽しい食事になり良かったです。

 

さて、日々の暮らしの中で、失敗をしでかして猛省するだけならばいいのですが、友だちや家族にネガティブな言動をしてしまうことがあります。しかも何日も何日も。

でも今日遊びに来てくれた知り合いは、とにかく肯定的です。けして人生を否定的に見ません。時には無力を痛感していたりするけれど、それでも人生や人間を愛しているのです。その明るさが、表情に出ていて、とても輝いています。前向きって大事ですね、こちらもそのハツラツとした心持が伝染します。

 

食事会で、すごく元気をもらいました。見習いたいと思います。